7月17日(日)に日産ドームで行われた関ジャニ∞の「18祭」から。全4公演で25万人超を動員した。(撮影/小黒冴夏)
7月17日(日)に日産ドームで行われた関ジャニ∞の「18祭」から。全4公演で25万人超を動員した。(撮影/小黒冴夏)

 関ジャニ∞のデビュー18周年のスタジアムライブ「18祭」が計4日間にわたり開催、計25万4千人を動員した。その模様をレポートする。AERA2022年8月8日号の記事を紹介する。

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 地上25メートル、メインステージの上空デッキに、巨大な「18」が縫い込まれた、きらめく衣装を着た5人が現れた。

「あっついなぁ。皆さんLet you go……いや、熱中症には気を付けて。天候は晴れ。日産スタジアムにて18祭、いざ開幕!」

 丸山隆平が茶目っ気たっぷりに開会宣言を行うと、スタジアムを埋め尽くす7万2千人の“エイター”(関ジャニ∞のファンの呼称)は、歓声の代わりに大きな拍手を送った。

 オープニングは「無責任ヒーロー」。メインステージに降り立ち、心から楽しそうにパフォーマンスを届ける5人に、エイターもペンライトを振り、同じ振りを踊って喜びを伝え合う。「がむしゃら行進曲」では「“今日の日”にありがとう」を「エイターにありがとう」と歌うなど、愛を感じる替え歌が随所にちりばめられ、この日を待ちわびたファンの心に寄り添った。

 注目は「ジャニーズメドレー」。ピンクの衣装にはじける笑顔と甘い歌声で「なにわ男子」のデビュー曲「初心LOVE」を完コピすると、会場には笑いとどよめきが。「A・RA・SHI」では、「嵐」のデビュー当時のMVが流れる横でスケスケの衣装を着た5人が登場し、村上信五がコテコテの大阪弁で“サクラップ”を披露。関ジャニ∞にしか許され……もとい、できないパフォーマンスで「ええじゃないか」(ジャニーズWEST)まで13曲を紡いだ。

 舞台装置もド派手だ。夏のお祭り曲「罪と夏」や「熱闘甲子園」のテーマ曲「オモイダマ」などのパフォーマンス中には、高さ20メートルものウォータースプラッシュが何度も噴き上がり、メンバーも一部のエイターもずぶ濡れになった。水を滴(したた)らせながら、サッと髪を結う安田章大、オールバックにかき上げながら歌い踊る大倉忠義や丸山の姿の、なんとセクシーなこと。

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