「鮒(フナ)」や「鱚(キス)」などがこれに当てはまるでしょうか?

 その他、ちょっと変わった由来の漢字をいくつか紹介します。

「鮎(アユ)」は、昔、神武天皇が占いとして釣りをした時に釣れたので、

 この漢字になったと言われています。

 また「鰹(カツオ)」は、かつお節の堅さからこの漢字になったそうです。「カツオ」という呼び名も、「かたいうお」に由来するとのことで、昔から干物として親しまれていた魚なんですね。

 ちなみに、かつお節の硬度は水晶並みで、かつお節で釘を打つこともできるそうです。

 くら寿司でも人気ナンバー1の「鮪(マグロ)」は、「外側を囲う」という意味の「有」を、グルグルと輪を描いて泳ぐマグロには当てはめたという説があります。

 これらの他にも、いろんな面白い由来をもつ漢字がありますので、興味のある方は調べてみてはいかがでしょうか?

 ちなみに、魚へんに「旨」を当てた「鮨(スシ)」という漢字もありますよね。これはまさに、お寿司は旨いからという理由なんです。

 これからも、ぜひくら寿司で旨いお寿司を堪能していただければと思います。

○岡本浩之
おかもと・ひろゆき/1962年岡山県倉敷市生まれ。大阪大学文学部卒業後、電機メーカー、食品メーカーの広報部長などを経て、2018年12月から「くら寿司株式会社」広報担当、2021年1月から取締役 広報宣伝IR本部 本部長。

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岡本浩之

岡本浩之

おかもと・ひろゆき/1962年岡山県倉敷市生まれ。大阪大学文学部卒業後、電機メーカー、食品メーカーの広報部長などを経て、2018年12月から「くら寿司株式会社」広報担当、2021年1月から取締役 広報宣伝IR本部 本部長。

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