魚や虫が光に集まってくるのはなぜ? 重さ200キロにもなる巨大なプランクトンとは (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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魚や虫が光に集まってくるのはなぜ? 重さ200キロにもなる巨大なプランクトンとは

連載「お魚ビッくらポン」

イラスト/筆者

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 新型コロナウイルスの第4波による緊急事態宣言で、外出の自粛が求められた今年のゴールデンウィーク。一日も早く普通の生活が送れるようになってほしいものです。

 突然ですが、皆さんは、夜寝るときは、真っ暗にする派ですか?それとも明かりをつけて寝る派でしょうか?

 筆者は、かつては明かりがついていても平気で眠れていたのですが、いつの頃からか、夜は真っ暗にしないと眠れないようになってしまいました。一方で、明かりをつけていないと眠れないという人もいますよね。

 魚たちの中にも、明かりを好む魚と嫌う魚がいるようです。

 堤防などから夜釣りをする時にも、常夜灯の明かりの近くでよく釣れる魚と、逆に明かりがあると逃げてしまうと言われる魚もいます。

 明かりを好む魚の代表としては、アジやイワシ、サンマ、タチウオなどがあげられるでしょうか? 他にも、魚ではありませんが、イカも非常に明るい集魚灯で海面を照らして漁をしています。

 ご存じの方も多いとは思いますが、これらの魚は光に集まってきているのではなく、光に集まってくるプランクトンをねらって集まってきています。つまり、餌がたくさんあるので集まってきているのです。そして、そうしたアジやイワシなどを狙うフィッシュイーターである、タチウオやイカも餌を求めて集まってくるんです。

 では、なぜプランクトンは光に集まってくるのでしょうか? そこにも食物連鎖が関係しています。

 プランクトンは、ミドリムシや珪藻(けいそう)などに代表される植物プランクトンと、ミジンコやオキアミなどに代表される動物プランクトンに分けられます。プランクトンとは、水流などに逆らって泳ぐことのできない水生生物の総称。生まれたばかりのエビやカニ、ウニ、ヒトデなども動物プランクトンに分類されます。ちなみにクラゲの多くもプランクトンの一種で、直径1メートル、重さ200キロにもなる越前クラゲもプランクトンの一種です。

 動物プラクトンの餌は植物プランクトンですので、彼らも植物プランクトンがいるところに集まってきます。そして、植物プランクトンは、光合成によって自らに必要な栄養素を作り出しているので、光のある所へ集まってきます。


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