松島:それもやっぱりギャップじゃないかな。過去の僕らしか知らない人はすごくビックリしてくれると思うし、今の僕らしか知らない方には、アルバムで過去の僕らを見てそのギャップを楽しんでほしい。だって音楽の世界観も、ビジュアルもファッションも、僕らの関係性も全然違いますからね。

■ハッシュタグは架け橋

中島:それと今、海外のセクラバを起点にたくさんのセクラバたちが、SNSでのリクエストを通して“アメリカ攻め”みたいなのをしてくれていて。海外のラジオ番組で僕らの曲が流れたり、世界180カ国で配信されてる音楽専門チャンネル「MTV」で、僕らのMVが流れるように盛り上げてくれているんです。それが“ライネク”のハッシュタグでさらに盛り上がるんじゃないかと。

松島:みんな呟いてくれてるんだよね。

中島:そう。ハッシュタグってSNSを持っていない俺たちにとって本当に架け橋なので。今後もさらに海外の人たちにも僕らの作品が届くといいなぁと思っています。

——新しいシングル「LETS MUSIC」も3月24日にリリースされる。

中島:最近はエモーショナルな楽曲が続いていましたが、久々の派手な楽曲で。楽しく、自分たちもエンジョイするつもりで歌っていきたいですね。

松島:ワイワイできるパーティーソング。でも、イケイケじゃなくて、歌詞はみんなに寄り添うような温かい内容なので、そのギャップが面白いし、たくさんの方々に楽しんでもらえると思います。今はなかなかリアルに集まれないけど、曲を通して繋がれる、僕たちからの最大のプレゼントという思いもあります。

■個人でもグループでも

——10年後のSexy Zoneはどうなっているのだろう。

中島:まだ36歳ですからね。松島は20周年で33歳!? ヤバ! 若っ! お前イケメンだな!(笑)

松島:楽しみでしかないですね。どう変わってるだろう? ヒゲ姿のダンディーにはなれないけど(笑)。でもやっぱり国民的アイドルにはなっていたいですよね。個人でもグループでも名前が知れ渡っているような。あとはやっぱり海外のファンの方々もどんどん増やしていきたい。もちろん日本のファンのみなさんを大事にした上で、ですけど。僕らも挑戦していかなきゃいけない。世界中を幸せにできるグループになりたいです。

中島:素晴らしい! その通りすぎて付け足すことがないです。本当に成長したな(笑)。

(ライター・大道絵里子)

AERA 2021年3月15日号