クリスマスにピッタリ(筆者撮影
クリスマスにピッタリ(筆者撮影
じゃがいもの皮むきは温かいうちに(筆者撮影)
じゃがいもの皮むきは温かいうちに(筆者撮影)
ポリ袋に入れてつぶせば、子どもにも簡単(筆者撮影)
ポリ袋に入れてつぶせば、子どもにも簡単(筆者撮影)

 気づけばもうすぐクリスマス

 我が家の子ども達は、12月に入ってツリーを出すと途端にソワソワし始め、サンタのソリの鈴の音が聞こえないかしきりに耳を澄ませています。
ときどき夫が、子ども達に気付かれないように鈴の音を鳴らすと、目をまんまるにして「サンタさんが近づいて来てる!」と姉弟で大はしゃぎです。

 そんな楽しいイベントのお料理は、親子で一緒に作ってもっと素敵な思い出にしたいもの。ただ、師走はなにかと忙しい。ケーキやチキンはお店に任せるとして何か1品だけでもクリスマスらしいものを手作りしたい。今回は、そんなときにピッタリの簡単ポテトサラダをご紹介します。

 このサラダがいいのは、ポリ袋で調理するので、手が汚れないところ。2歳くらいのお子さんでも、楽しくお手伝いすることができます。

 親子で料理するだけでも楽しい思い出にはなりますが、料理を勉強の時間にすることもできます。

 私の娘は昨年、小学校受験をしましたが、塾には通わせず、料理を軸にした勉強で乗り超えた…という経験があります。

 例えば、小学校受験でよくある浮力の問題。どんなものが水に浮いて、どんなものが沈むのかを問うものです。野菜や果物の問題も多くあります。

 今回のポテトサラダを作る材料には、じゃがいもと人参とブロッコリーがありますから、調理を始める前の野菜を洗う時間が学びのチャンス!
大きめのボウルに水を張って、じゃがいも・人参・ブロッコリーを水に入れてみます。すると、じゃがいもと人参は沈むけど、ブロッコリーはプカプカ浮かんでいます。そこですかさず「何で浮く野菜と沈む野菜があるんだろう?不思議だね!」と学びの種まきを行います。

 今まで、水に「浮く」や「沈む」を特に意識していなかった子どもの場合、このようなきっかけによって「浮く」や「沈む」についてのアンテナが生えてきたりします。

著者プロフィールを見る
武田昌美

武田昌美

武田昌美(たけだ・まさみ)/リトルシェフクッキング株式会社代表取締役、子ども料理研究家。料理を通じて子どもの才能を開花させ、挑戦する勇気・失敗への前向きな姿勢を養うことを目的とする料理教室「リトルシェフクッキング」を経営。2歳から19歳まで、のべ2000人以上の子どもに料理の楽しさを教えている。https://little-chef-cooking.com

武田昌美の記事一覧はこちら
次のページ
しっかりインプット