「史上最強の棋士は?」の議論に決着を付ける時 羽生善治vs大山康晴、時を超えた対決が始まる (2/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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「史上最強の棋士は?」の議論に決着を付ける時 羽生善治vs大山康晴、時を超えた対決が始まる

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松本博文AERA
AERA 2020年10月5日号より

AERA 2020年10月5日号より

 羽生の魅力はただ強いだけではない。華やかな棋風に加え、盤外では常に人柄の素晴らしさを見せ、圧倒的な人気を誇り続けてきた。若き大スター藤井聡太二冠との対戦もこの先、ファンの声援を二分し続けるだろう。

■待ち受ける最年長記録

 藤井戦での勝利に先立つ9月19日。羽生は竜王挑戦権を獲得した。18年、羽生は竜王戦七番勝負で防衛戦を戦った。節目のタイトル通算100期まであと1期、そしてあと1勝と迫りながら、羽生は挑戦者の広瀬章人に逆転を許し、竜王位を明け渡してしまう。以来2年間、羽生はタイトル戦の舞台から遠ざかっていた。

 その羽生がいよいよ大きな舞台に戻ってきた。竜王獲得最年少記録はすでに藤井によっても更新されなかった。一方、羽生は自身が持つ竜王獲得最年長記録更新の可能性を得た。

 50歳の羽生が挑戦するのは30歳の豊島将之竜王。36歳の渡辺明名人や藤井二冠と並んで、現棋界のトップの一角である。もちろん簡単な相手ではない。しかしもし羽生が竜王復位を果たせば、永世七冠達成、国民栄誉賞受賞以来のすさまじい「羽生フィーバー」が起こるのは間違いなさそうだ。(将棋ライター・松本博文)

AERA 2020年10月5日号


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