国内外8万2千円で住み放題「住居サブスク」が人気 地元人との「ゆるいコミュニティー」も魅力 (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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国内外8万2千円で住み放題「住居サブスク」が人気 地元人との「ゆるいコミュニティー」も魅力

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高橋有紀AERA#仕事#働き方
静岡・沼津のハフ提携拠点「Tagore Harbor Hostel(タゴールハーバーホステル)」。「空間づくりや内装などにもこだわりを感じられ、とても良い刺激をもらいました」(小林さん)(写真:Tagore Harbor Hostel提供)

静岡・沼津のハフ提携拠点「Tagore Harbor Hostel(タゴールハーバーホステル)」。「空間づくりや内装などにもこだわりを感じられ、とても良い刺激をもらいました」(小林さん)(写真:Tagore Harbor Hostel提供)

【温故知新/フリーランス】小林未歩さん(28)/静岡・沼津に滞在中の小林さん。仕事の合間には、拠点で借りたレンタルサイクルで近所を探検(写真:本人提供)

【温故知新/フリーランス】小林未歩さん(28)/静岡・沼津に滞在中の小林さん。仕事の合間には、拠点で借りたレンタルサイクルで近所を探検(写真:本人提供)

 多拠点で生活する「旅するような暮らし」を実現してくれるサービスが人気だ。AERA 2020年8月10日-17日合併号でその背景に迫った。

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 緊急事態宣言真っ最中の4月中旬。通勤がなくなり、家とスーパーの往復だけ。駅近のメリットはどこへやら。隣の家が近いので窓もろくに開けられず、息が詰まる。

「何のために高い家賃を払っているんだろう。ここに住んでいる必然性って?と疑問に思い始めました」

 小林未歩さんはそれから間もなく、東京・中目黒のマンションを引き払うことを決めた。小林さんはホテル等のコンサルティングを手がける「温故知新」でホテルの企画・プロデュース業に従事。並行してフリーランスで観光関連のプロデュースも行っている。仕事柄出張も多く、1年のうち3カ月ほどは家を空ける生活。留守にしている間の家賃がもったいないなと常々感じていたところに、コロナが拍車をかけた。

 シェアハウスや郊外への引っ越しも検討したが、最終的に決めたのは、サブスクリプション型住居サービスのHafH(ハフ)を利用した多拠点生活だった。

 ハフが意味するのは“Home away from Home”(=家から離れた家)、つまり第2のふるさと。固定の住居を持たないアドレスホッパーと呼ばれる人たちから旅好きの会社員まで会員は様々だが、6月の新規登録者数は4月の10倍を記録するほど、いま注目を集めている。

 月額8万2千円で国内186・海外115の提携拠点に住み放題。他にも、月5日間で1万6千円、10日間で3万2千円などのプランがある。提携する宿泊施設は、ゲストハウスなど相部屋タイプのものが多いが、プランごとに付与されるハフコインを貯めることで、個室の予約も可能になる。

 小林さんの6、7月はまさに多拠点の「旅するような暮らし」だ。実家への滞在、都内のホテル滞在、仕事で長崎への出張滞在。あまり先の予定は立てず、リュック一つで身軽に動く。オンライン取材した当日は静岡・沼津市の拠点に到着したばかりで、3泊した後、今度は岡山に1週間滞在予定だという。住民票と大きな荷物は神奈川の実家へ移した。


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