グーグル超えで話題「DeepL翻訳」の実力はいかに? キング牧師の演説で検証 (2/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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グーグル超えで話題「DeepL翻訳」の実力はいかに? キング牧師の演説で検証

川口穣AERA
AERA 2020年7月27日号より

AERA 2020年7月27日号より

 試しに、「私には夢がある」のフレーズで知られるキング牧師の演説を、グーグルで「翻訳」と検索して上位に表示された三つの翻訳エンジンで和訳してみた(下記)。

 グーグル翻訳は大意は通じるが、「その信条の真の意味を生き抜く」という訳や、原文の「“”」の部分が切り離されている点など、不自然さも目立つ。Weblio翻訳は従来型にありがちな「なんとなく意味は通じるが、かなり不自然」な訳だ。一方、DeepLはカギカッコを文中に自然に取り込んでいる。2文目では「私は夢を持っています」を冒頭に置き、「I have a dream」のフレーズを原文通り印象的に配置している。

 DeepL社コミュニケーション・PRマネジャーのリー・ターナーさんはこう語る。

「DeepLは世界初の翻訳検索エンジンLingueeをベースにしています。長期間にわたるデータの蓄積をニューラルネットワークのトレーニングに使用したことで非常に質の高い翻訳を実現しました」

(編集部・川口穣)

●翻訳エンジン3種の和訳はどう違う?

キング牧師演説から
I have a dream that one day this nation will rise up and live out the true meaning of its creed: “We hold these truths to be self-evident, that all men are created equal.”

I have a dream that one day on the red hills of Georgia, the sons of former slaves and the sons of former slave owners will be able to sit down together at the table of brotherhood.

DeepL翻訳
いつの日かこの国が立ち上がり、その信条の真の意味である「我々はこれらの真理を自明のこととし、すべての人間は平等に造られている」を実行する日が来るという夢を持っています。

私は夢を持っています ジョージアの赤い丘で 元奴隷の息子と 元奴隷所有者の息子が 兄弟愛のテーブルに 共に座ることができる日が来ることを

Google翻訳
いつかこの国が立ち上がり、その信条の真の意味を生き抜くという夢があります。「私たちはこれらの真実を自明であり、すべての人が平等に創造されている」

いつの日か、ジョージア州の赤い丘で、元奴隷の息子と元奴隷の所有者の息子が兄弟のテーブルで一緒に座ることができるという夢があります。

Weblio翻訳
私は、ある日、この国が上がって、信条の本当の意味を生き抜くという夢を見ます:
「我々は自明のこれらの事実を持ちます、すべてのその男性は平等に作られます。」

私は、ある日ジョージアの赤い丘で、元奴隷の息子と元奴隷の所有者の息子が兄弟の関係の表で一緒に座ることができるだろうという夢を見ます。

AERA 2020年7月27日号より抜粋


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