なぜ韓国カルチャーは日本の若者たちの心をとらえるのか 国内にはない圧倒的な“感覚”の差 (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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なぜ韓国カルチャーは日本の若者たちの心をとらえるのか 国内にはない圧倒的な“感覚”の差

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小柳暁子AERA
シン・セハの初来日ライブ(2019年12月、東京・渋谷)。内畑さんはタワーレコードの音楽キュレーションメディア「TOWER DOORS」に4月から開設される「アジアチャンネル」の韓国インディーズ音楽のキュレーションを担当する(撮影/品田裕美)

シン・セハの初来日ライブ(2019年12月、東京・渋谷)。内畑さんはタワーレコードの音楽キュレーションメディア「TOWER DOORS」に4月から開設される「アジアチャンネル」の韓国インディーズ音楽のキュレーションを担当する(撮影/品田裕美)

「neonmoon」のポップアップショップ。IZ*ONEなどが着用、BLACKPINK、AOAが撮影で来店したこともあるブランド。EXOとのコラボグッズも製作。BTS、SHINeeなどが着用した「ADER ERROR」やSF9などが着用した「Chance Chance」もインディペンデントなシーンから登場した(写真:Erinam)

「neonmoon」のポップアップショップ。IZ*ONEなどが着用、BLACKPINK、AOAが撮影で来店したこともあるブランド。EXOとのコラボグッズも製作。BTS、SHINeeなどが着用した「ADER ERROR」やSF9などが着用した「Chance Chance」もインディペンデントなシーンから登場した(写真:Erinam)

 韓国カルチャーといえば韓流ドラマとK-POPが定番だが、小説『82年生まれ、キム・ジヨン』が大ヒットするなど、多様な韓国カルチャーが日本の若者たちの心をとらえている。AERA2020年3月30日号ではスピーディーでアツい、新たなカルチャーが韓国で生み出される背景を探った。

【写真】韓国のアパレルブランド「neonmoon」のポップアップショップ

*  *  *
 東京・渋谷のクラブは期待感に満ちていた。韓国・ソウルを拠点に活動するプロデューサー、シン・セハ(26)の初来日ライブ。テクノ、ハウス、アンビエントなどを採り入れた楽曲だが、どこかメロウなサウンド。終演後はサインを求める男性客や、写真撮影を求める女性客に囲まれていた。

 このライブを企画したイベントオーガナイザーの内畑美里さん(33)は、日韓のクラブシーンの架け橋になっている女性だ。2017年からソウルと東京で「めちゃくちゃナイト」というイベントを主催している。当時はまだ韓国のDJが日本のクラブでプレイするのは珍しかった時代。きっかけは韓国で女性DJが少ないという記事を読んだこと。日本と状況が似ていると思い、日韓で女性だけのイベントをやってみたいと思った。

 韓国のカルチャーに魅了された人びとが、日本のあちこちでインディペンデントな活動を展開している。

 デザイナーのErinamさん(30)は、デザインを学んでいた学生時代にWonder Girlsの「Tell me」のMVを観て、そのレトロフューチャーな世界観に衝撃を受けた。その後K-POP関連のデザインワークに魅入られ、韓国人留学生にCDのクレジットを読んでもらうなどして、元SMエンターテインメントのミン・ヒジン、YGエンターテインメントのチャン・ソンウンという若い女性アートディレクターの存在を知る。東京で「neonmoon」など韓国のアパレルブランドのポップアップショップを手伝うなどしていたが、韓国に行きたいという思いが募り、ついにはソウルで雑誌のデザインをする仕事に就いた。


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