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16歳の新人YOSHI、明石家さんまを「さんちゃん」呼びした真意とは

福井しほAERA
【ハートを伝えてロマンを作りたい】(写真:WIRED MUSIC FESTIVAL提供)

【ハートを伝えてロマンを作りたい】(写真:WIRED MUSIC FESTIVAL提供)

 16歳ながら、いまの時代にはモノ申したいことがある。

「便利なぶん、ロマンがないじゃないですか。ファストブランドもあるからおしゃれするにもお金も要らない。それが結局、ファッションやカルチャーをつぶしているんだと思う」

 生まれる前だというのに、80年代、90年代のサブカルチャーをよく知っている。

「ビー・バップ・ハイスクールが流行ったら、街中の若者が憧れて同じ格好をしたんですよ。それがカルチャーでしょ」

 人を動かすカルチャーを今の時代に取り戻したいのだという。

「僕がカルチャーを知るきっかけになったのは、デヴィッド・ボウイ。言葉で言い表せないやさぐれた感じや、『お前ら来いよ』という感じがいい。『何かやらなきゃ』という思いも時代とともに薄れているように思うんです」

 ブレーク以来、芸能人の友人も増えたが、いまも変わらず同じ視線で相手と向き合う。

「僕のことは絶対有名人と思わないで、って言ってある。一人の人間として接してほしいだけだから」

 持論がある。世の中には、才能に恵まれた人は数多いる。きれいな人も歌える人も、アートを描ける人もいる。努力で手に入るものもたくさんある。

「だけど、たとえば歌が下手でも、言葉だけでは伝えられないハートが伝わってきたときに、表現者だと思うんです」

「語るよなあ、YOSHI」と、取材の間中、楽しそうに聞いていたのはスタッフたちだ。

 いまハマっていることは「タピオカ。この間差し入れでもらって飲んで、マジうめえって」。「一番はTikTokだろ?」「あ、言うなよ!」

 やりとりに笑いが弾けた。フラットな関係性は本物だ。(編集部・福井しほ)

AERA 2019年12月23日号

■アーティスト YOSHI(16)
2003年2月26日生まれ。広島県出身。13歳でモデルとしてブレーク。今年5月、1st アルバム「SEX IS LIFE」をリリース。9月、映画「タロウのバカ」で俳優デビュー


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