人生は「まさか」の連続 忍たま乱太郎の原作、最初は3カ月だけの予定だった

2019/12/05 08:00

 悲観したって仕方ないし、そんな性格でもない。今は人生の新たな展開になったと考えています。これまで余裕がなくて連載以外の仕事がほとんどできなかった分、新しいことに挑戦するのが楽しみでもあります。漫画は無理でもイラストは描けるから、まずは乱太郎たちの物語を文章で紡いでいけたら。初めてノートパソコンを買いました。

 身の回りのことをするだけで一日の時間が過ぎていくような日々ですが、それもリハビリと思ってやってます。洗濯物一つ干すにしても、「上腕三頭筋伸びろ~! 伸びろ~!」と。先生にも、「左手に頼らない!」と言われて、頑張っています。

 連載終了を発表したとき、読者のみなさんからは「残念」と同時に、「お体大事ですからね」と気遣ってくださる声がたくさんありました。やさしいですよね。小さい頃読んだという方が、今は子どもと一緒に楽しんでくれる。「大人になって改めて読んだら、カッコイイ上級生がいてまた読み始めました」とおっしゃる方もいる。いつのまにか「美形キャラ」として扱われている登場人物もいたりして、「え、そうなの?」と驚きます。読者や視聴者、アニメやミュージカルスタッフさんが、乱太郎の世界を広げてくださいました。

 連載を始めたときは、3カ月だけの予定だったんです。それがまさか65巻のコミックスになり、アニメや映画、ミュージカルになるとは。人生は「まさか」の連続ですね。

(編集部・野村美絵)

AERA 2019年12月9日号

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