米グラミー賞にノミネートされた日本の環境音楽のアルバムはどんな音楽なのか (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

米グラミー賞にノミネートされた日本の環境音楽のアルバムはどんな音楽なのか

連載「岡村詩野の音楽日和」

このエントリーをはてなブックマークに追加
岡村詩野AERA#AERAオンライン限定
アルバム「Kankyo Ongaku」/「Light In The Attic」提供

アルバム「Kankyo Ongaku」/「Light In The Attic」提供

アルバム「Kankyo Ongaku」/「Light In The Attic」提供

アルバム「Kankyo Ongaku」/「Light In The Attic」提供

 米音楽界で最も権威ある音楽賞とされるグラミー賞のノミネート作品、アーティストが今年も発表された。
 世界各国のチャートでアルバム「When We All Fall  Asleep,Where Do We Go?」が1位を獲得した17歳の女性アーティストのビリー・アイリッシュ、おおらかでメロディックな歌世界をアルバム「i, i」で昇華させたボン・イヴェール、アルバム「Cuz I Love You」で迫力あるボーカルを聴かせた黒人女性アーティストのリゾらが複数の部門でノミネートされている。

 約5カ月間にわたってビルボード・シングルチャートの1位を独走したリル・ナズ・エックスの「Old Town Road」も、カントリー・ラップなる新スタイルで話題を集めて最優秀レコード賞候補に選ばれ、台風の目になりそうだ。授賞式は2020年1月27日(日本時間)に開催される。

 グラミー賞には主要部門以外にも多くのカテゴリーがあり、第62回となる今回は全部で84部門が設けられた。その中には日本人のクリエイターや制作者が受賞対象者になっているものや、作品に関わっているものもある。

 例えば狭間美帆の「Dancer In Nowhere」は最優秀ジャズ・アンサンブル・アルバムにノミネート。高山浩也と小坂剛正がエンジニア、ミキサーとして関わったアメリカのバンド、ヴァンパイア・ウィークエンドの「Father Of The Bride」は、年間最優秀アルバムの獲得が期待されている。

 そんな今回のグラミー賞でぜひ注目してほしいのが、最優秀ヒストリカル・アルバム部門にノミネートされている「Kankyo Ongaku: Japanese Ambient, Environmental & New Age Music 1980-1990」という作品だ。

 この作品は文字通り環境音楽とも言われる日本のアンビエント、ニューエイジ系音楽から1980年代~90年代にかけての楽曲を集めたオムニバス・アルバム(CD2枚組、アナログ・レコード3枚組)だ。芦川聡、清水靖晃、日向敏文、深町純、吉村弘といったアーティストたちの曲が収録されている。


トップにもどる AERA記事一覧

続きを読む

おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事

あわせて読みたい あわせて読みたい