「桜を見る会」に“昭恵枠”の存在も 安倍首相に公選法違反の疑い

安倍政権

2019/11/20 11:30

今年の「桜を見る会」で来場者に囲まれ握手を求められる安倍首相。さながらファンミーティングの様相だ/2019年4月13日、東京都新宿区の新宿御苑 (c)朝日新聞社
今年の「桜を見る会」で来場者に囲まれ握手を求められる安倍首相。さながらファンミーティングの様相だ/2019年4月13日、東京都新宿区の新宿御苑 (c)朝日新聞社

 自身が主催する「桜を見る会」に支持者らを招いていた疑惑がある安倍首相。来年の会を中止して早期の幕引きを図るが、世論も野党も収まる気配を見せていない。AERA 2019年11月25日号に掲載された記事を紹介する。

【写真】笑顔の安倍昭恵夫人

*  *  *
「何人も後援団体の総会その他の集会又は後援団体が行う見学、旅行その他の行事において選挙区内にある者に対し、饗応接待をし、又は金銭若しくは記念品その他の物品を供与してはならない」(公職選挙法199条の5の2)

 今、安倍晋三首相に向けられている疑惑の核心だ。

 2018年4月21日に開催された首相主催の「桜を見る会」。この時、桜を見る会と都内ホテルで首相夫妻同席の夕食会に加え、都内4コースが選べる観光ツアーに参加できるなどと書かれた文書が「あべ晋三事務所」名義で後援会関係者に広く配布されていた。

 この招待状で参加した安倍首相の後援会関係者はおよそ850人。その中には、後援会とは直接関係のない一般人も含まれていた。後援会関係者と一緒に上京した女性は、アエラの電話取材に対し、こう証言した。

「普段は入れない場所に入れるよ、芸能人にも会えるよって昭恵さんと仲良しの友人に誘われて参加しました。申込書は自分で書いてその友人に渡しました。当日はバスで上京。同じような人は何人もいました。この問題が発覚してから、その友人から電話があって『写真は流出させないで。取材には絶対に応じないでね』と口止めされました。さんざん写真を撮らせておいて、今になって、なかったことにしてね、というのは明らかにおかしいと思いました」

 会への招待には、「昭恵枠」もあったとみられている。山口県内だけでなく、全国各地から昭恵夫人の友人らが多数、参加しているのだ。過去数回、熊本から参加した30代男性は言う。

「これ(桜を見る会)に参加するのに、特別な功績とか功労が必要だなんて知りませんでした。昭恵さんの友達だから参加できると思っていました」

 8日の参院予算委員会で共産党の田村智子氏の質問に対し、安倍首相はこう答弁した。

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