モノ不足でもコスプレ 「給料4か月分をウィッグに」キューバのアニメファン (2/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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モノ不足でもコスプレ 「給料4か月分をウィッグに」キューバのアニメファン

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斉藤真紀子AERA
「BLEACH」の井上織姫に扮するダニエラ・ロドリゲスさん(左)と、「青の祓魔師」の奥村燐姿のルイスさん(右)は新婚。お互いの着替えを手伝い合っていた(撮影/安達康介)

「BLEACH」の井上織姫に扮するダニエラ・ロドリゲスさん(左)と、「青の祓魔師」の奥村燐姿のルイスさん(右)は新婚。お互いの着替えを手伝い合っていた(撮影/安達康介)

「日本のアニメには友情、連帯、家族愛、自然を大切にする心など、キューバに共通する価値観を見いだすことができます」

 そう話すのは、動物病院で働きながら、獣医学の博士号を目指す学生のリサンドラ・ロドリゲスさん(21)。子どものころ、しゃべる猫と家族との愛情を描いた「みかん絵日記」が大好きだった。「犬夜叉」で友人同士の助け合いに心を揺さぶられ、「Angel Beats!」で愛を伝える大切さを学んだ。

 前出のエンリケさんは、日本アニメの魅力についてこう話す。

「日本のアニメには社会の倫理をテーマにした作品も多く、親や先輩を敬う文化が感じられる。キューバ社会はやや自己中心的になりつつあるので考えさせられます」

 古きよきキューバの価値観を、日本のアニメのなかに見いだしているのだ。(ライター・斉藤真紀子)

AERA 2019年9月16日号


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