「芝居をしないなかで生きていたい」 窪田正孝の芝居論 (1/3) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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「芝居をしないなかで生きていたい」 窪田正孝の芝居論

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坂口さゆりAERA#ドラマ
俳優・窪田正孝(撮影/遠崎智宏)

俳優・窪田正孝(撮影/遠崎智宏)

 平成最後となる月9ドラマ、「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」に主演中の俳優・窪田正孝さん。淡々と語ったのは俳優であり続けたいという思いだった。役の中にリアリティーを持って生きたいという。

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 平成最後の「月9」ドラマに主演する──。どれほどの重責かと思っていたが、窪田正孝は意外にも淡々としていた。

窪田正孝(以下、窪田):僕は主演にこだわりはないんです。どの現場でもいい現場にしていきたいという思いは変わりません。みんながのびのびできる空間を作っていきたい、と思ってはいましたが、「ラジエーションハウス」の現場では、セット初日にすでにみんながのびのびしていて。僕がおこがましいことをする必要はないな、と自由にやっています(笑)。

 連ドラ出演で意識していることは、「力を入れこまない」ことだと言う。

窪田:(連ドラだろうと)芝居することは変わりません。あえて言えば、自分で構えないことを意識しているかもしれません。カチカチに演技を決めると、柔軟性がなくなってしまう。ドラマや映画は監督のものだと思っているので、監督の決めた絵、アングルの中で、どれだけリアリティーを持って生きられるかに意識を向けています。それが唯一のことかもしれません。

「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」で窪田が演じる五十嵐唯織(いおり)は、写真には必ず“真実”が写ると信じている放射線技師。ヒロインである初恋の幼なじみとの約束を守るべく、米国の大学で優秀な成績を収めた後、彼女が勤務する総合病院で働き始める。こうと思ったらとことん進んでいく唯織だが、自身との共通点はあるのだろうか。

窪田:唯織の「周りが見えなくなる」というところはわかります。僕も20代はそうでしたから。危ないアクションも平気でやって、周りをヒヤヒヤさせたことが何度もありました。でも、それはアクション部の仕事を奪ってしまうことになるんですよね。当時はそれに気がつかなかった。作品はみんなで作っているだけに、引くことも大事。今は頑張るだけがすべてではない、と感じています。


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