「ボヘミアン・ラプソディ“ライヴ・エイド完全版”フェス in JAPAN」の会場。モト冬樹、グッチ裕三らによるトークショーも開かれた(撮影/写真部・小黒冴夏)
「ボヘミアン・ラプソディ“ライヴ・エイド完全版”フェス in JAPAN」の会場。モト冬樹、グッチ裕三らによるトークショーも開かれた(撮影/写真部・小黒冴夏)
会場の天井にはボラプファンの応援Tweetが映し出された(撮影/写真部・小黒冴夏)
会場の天井にはボラプファンの応援Tweetが映し出された(撮影/写真部・小黒冴夏)

 4月17日、平成最後の「クイーンの日」には、ギタリストのブライアン・メイが来日していたかもしれない――。

【フェスは大盛り上がり!? グッチ裕三やモト冬樹、山田菜々も登場したイベントのフォトギャラリーはこちら!】

 この内幕話は、大ヒットした映画「ボヘミアン・ラプソディ」の4K、ブルーレイ(BD)、DVD発売とデジタル配信を記念して17日に開催された「ボヘミアン・ラプソディ“ライヴ・エイド完全版”フェス in JAPAN」の会場で披露された。

 開会のあいさつをした発売元、20世紀フォックス ホーム エンタテイメント ジャパン社長の川合史郎さんは、フェスのために来日してくれるようブライアンに何度も頼んだが、彼は「1月なら行けるけど、その日は訪日できないんだ」と答えたという。

■グッチ裕三とモト冬樹が盛り上げ

 なぜこのフェスが“特別”だったかといえば、劇場版でカットされた映像を含むライヴ・エイド完全版で編集された「ボヘミアン・ラプソディ」の上映イベントだったからだ。しかも、このバージョンは世界で初めての屋外公開だった。

 伊勢丹新宿店の屋上「アイ・ガーデン」に集まった来場者数は440人。前半では、ゲストのグッチ裕三さん、モト冬樹さん、山田菜々さん、スベリー杉田(スベリー・マーキュリー)さんによるトークショー、「We Will Rock You チャレンジ」キャンペーンの結果が発表され、ネット経由でライブ配信もされた。前半の模様はYouTubeの録画配信で観ることができる。

 そして、フェスのメインである上映は「新宿ウェンブリー」と呼びたいほどの盛り上がりだった。一心に映画に見入り、ときに涙する人もいたが、ライヴ・エイドのシーンが始まると雰囲気は一転。一斉に立ち上がり、曲に合わせて手拍子をしたり、歌ったり、フレディ・マーキュリーの掛け声に合わせたり、まさにロックの野外ライブさながら。

 ひときわ盛り上がったのは、やはり劇場版でカットされたシーンだ。そのうちの1曲「愛という名の欲望」ではフレディが白いフェンダーギターを持った瞬間、「おおー」という喜びの声が上がった。

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