ぐっちー「日本企業は対AIで独自の生き方を模索する?」 (2/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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ぐっちー「日本企業は対AIで独自の生き方を模索する?」

連載「ここだけの話」

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ぐっちーさん/1960年東京生まれ。モルガン・スタンレーなどを経て、投資会社でM&Aなどを手がける。本連載を加筆・再構成した『ぐっちーさんの政府も日銀も知らない経済復活の条件』が発売中

ぐっちーさん/1960年東京生まれ。モルガン・スタンレーなどを経て、投資会社でM&Aなどを手がける。本連載を加筆・再構成した『ぐっちーさんの政府も日銀も知らない経済復活の条件』が発売中

(c)朝日新聞社

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 日本の企業というのは世界的に見ると、株式会社(=株主の利益を100%追求することを是とする存在)という体裁を取っているものの、実際そうでもないな、という実例が結構あるわけですよ。例えば上場企業約3600社のうち、創業100年以上の会社が500社以上もあって、個人商店を入れると10万社にも及ぶ「100歳企業」がある。そんな国は欧州も含めて日本しかないのです。

 トヨタだって元は機織り機屋さんだったわけで、海外(特に米国)だとこの種の技術革新の前には企業は一度淘汰されるのが常なのですが、日本企業はそこをサバイバルしてきている。明治維新というある意味「社会革命」や敗戦といった苦難にも耐え、現在に至った日本企業の歴史を見ると一概に日本はだめだと言い切れない気がするのです。

 米国では大きな変革期には株主の利益率を最大化できなくなり、会社は資本を失い倒産します。しかし、日本資本主義の下では株式持ち合い、という問題はあるものの、そこまで峻烈(しゅんれつ)な選別をしない、という伝統があるのではないか。つまり「AI革命」の中でも、日本企業は米国企業とは別な生き方を模索するのではないか、と思う面もあるわけですね。

AERA 2018年10月15日号


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ぐっちーさん/1960年東京生まれ。モルガン・スタンレーなどを経て、投資会社でM&Aなどを手がける。本連載を加筆・再構成した『ぐっちーさんの政府も日銀も知らない経済復活の条件』が発売中

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