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2年で離職率ゼロ実現も 成果が出る「幸せな働き方」のルールとは?

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AERA#働き方

自身もセッションで励まされたというガイアックスの管さん(右)。「上司部下ではなく、全員が味方」(撮影/写真部・片山菜緒子)

自身もセッションで励まされたというガイアックスの管さん(右)。「上司部下ではなく、全員が味方」(撮影/写真部・片山菜緒子)

ネクストビートの恵比寿本社にある戦略的仮眠室。睡眠コンサルタントによる「睡眠研修」なども実施し、戦略的に昼寝を推進する(写真:ネクストビート提供)

ネクストビートの恵比寿本社にある戦略的仮眠室。睡眠コンサルタントによる「睡眠研修」なども実施し、戦略的に昼寝を推進する(写真:ネクストビート提供)

 自己肯定感の度合いに関連する「なんとかなる!」因子は、同僚や会社から尊重され、認められることで高まり、前向きでいられる。

 ソフトウェア会社のサイボウズでは「モチベーション創造メソッド」を使い、社員それぞれの幸せな働き方を具現化している。自分の「やりたいこと」「やれること」「やるべきこと」の三つの円を描いたとき、その三つの条件が重なると強いモチベーションが生まれるという考えだ。

 メソッドを体現したかのような事例がある。技術的な知識を使って営業職を支援する、プリセールス業務を担当していた渡辺拓さん(29)は、昨春から情報システム部(情シス)に異動。ITによる業務改善に取り組む情シス部門を、渡辺さんのために新設した。

 渡辺さんは入社2年目の頃、業務時間外に社内ネットワークの追加プログラムを自作。会議室予約の新機能を追加した。早速、「これ、よくない?」と宣伝したくて、社内SNSに遊び心満載のプレゼン資料を掲載。すると、社内から多くの「いいね!」マークがついた。

 この「趣味活動」が評価され、業務改善が本業に。業務をはみ出して取り組んでいた「やりたい」「やれる」ことが部門を新設した「やるべきこと」へとつながった。

 業務改善を通じて社員の悩みを次々と解決していったところ、社内の各部門から、渡辺さん「ご指名」の仕事が殺到。さらに情シス業務に興味を持った総務部のメンバーが定期的に渡辺さんのもとに「修業」にくるようになった。渡辺さんは言う。

「今とても楽しく仕事してます」

 働き方改革で制度をつくっても活用されないケースも少なくないが、ガイアックスのソーシャルメディアマーケティング事業部は、働き方を見直した結果、2年で売り上げを5倍以上伸ばしながら、40%あった離職率をゼロにした。ポイントは、社員の「不安」を無視しないことだ。

 同事業部長の管大輔さん(29)は「会社が制度だけ用意しても意識変化までは難しい」と語る。


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