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「とりあえず子どもは産むな」と言われ…女性医師たちを待ち受ける修羅場

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AERA#働き方

東京医科大正門前で抗議活動をする人たち (c)朝日新聞社

東京医科大正門前で抗議活動をする人たち (c)朝日新聞社

A女医(40代、左):内科医。東海地方の国立大学医学部を卒業後、関東地方の研修病院・大学病院で研修を受け、各地の大学病院に勤務。出産を経て、現在は一般病院で内科医として勤務/B女医(30代、中央):麻酔科医。関東圏の国立大学医学部卒。総合病院での初期研修を経て、地方の公立病院に勤務。現在は子育てをしながら、東北地方の市立病院に麻酔科医として勤務/C女医(20代、右):内科医。関西出身。関西の大学医学部を卒業後、東北地方の総合病院で初期研修。現在は地方の病院に週4勤務しながら、大学院で勉強中(撮影/田茂井治)

A女医(40代、左):内科医。東海地方の国立大学医学部を卒業後、関東地方の研修病院・大学病院で研修を受け、各地の大学病院に勤務。出産を経て、現在は一般病院で内科医として勤務/B女医(30代、中央):麻酔科医。関東圏の国立大学医学部卒。総合病院での初期研修を経て、地方の公立病院に勤務。現在は子育てをしながら、東北地方の市立病院に麻酔科医として勤務/C女医(20代、右):内科医。関西出身。関西の大学医学部を卒業後、東北地方の総合病院で初期研修。現在は地方の病院に週4勤務しながら、大学院で勉強中(撮影/田茂井治)

 女子受験者や多浪生の得点が一律に減点東京医大の不正入試問題。その根本的な原因は医局制度にある。現役の女医たちがその現状や問題点を語る。

*  *  *
●座談会参加者
内科医 A女医(40代)=東海地方の国立大学医学部を卒業後、関東地方の研修病院・大学病院で研修を受け、各地の大学病院に勤務。出産を経て、現在は一般病院で内科医として勤務

麻酔科医 B女医(30代)=関東圏の国立大学医学部卒。総合病院での初期研修を経て、地方の公立病院に勤務。現在は子育てをしながら、東北地方の市立病院に麻酔科医として勤務

内科医 C女医(20代)=関西出身。関西の大学医学部を卒業後、東北地方の総合病院で初期研修。現在は地方の病院に週4勤務しながら、大学院で勉強中


B:私は医局に入ったことはないんですけど、話はたびたび耳にしたので、自分で就職先を探しました。医局に入って研修医として働いている同級生は、しばらく額面で月20万円しかもらっていませんでしたからね。それも、最初の数年は雑用ばかりさせられていました。薬を運ぶ係だったり、採血したものを検査室に運んだりと、治療方針の判断などにはまったくタッチさせてもらえなかったと。医師になったのに5年目まで、書類作成のアシスタントしかやっていない人もいました。学生時代にお世話になった医局の40代の先生も「大学からは年間700万円しかもらっていない」と話していたのを強烈に覚えています。その先生は、外病院でも働いてバイト代で別途700万円の収入があるので、合わせて年収1400万円。私は医師になって7年目で、東北地方の一般病院に勤務していますけど、1800万円近く頂いてます。医局に入れば、ずっと就職先を斡旋してくれるとは言いますけど、この格差は異常ですよ。

C:私も医局には入らなかったんですけど、入った同級生は非常に苦労しています。私も含めて20代の医師ばかりですけど、早々に結婚して子どももいる子が多いんですよ。同級生同士で結婚した子は、彼女も手取り20万円で旦那さんも20万円。それでいて、長時間労働……。


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