料理動画9社の特徴は?(AERA 2018年4月23日号より)
料理動画9社の特徴は?(AERA 2018年4月23日号より)
料理動画9社の特徴は?(AERA 2018年4月23日号より)
料理動画9社の特徴は?(AERA 2018年4月23日号より)

 SNSなどを中心に人気を博している、料理動画。ネットには多くの料理動画があふれているが、実はそれぞれに特徴もある。料理動画9社にアンケートを実施し、それぞれの特徴をまとめた。

【図】料理動画9社を比較!各社の特徴は?

(以下、サービス名/運営会社(1)サービス開始年(2)料理動画数(3)ダウンロード数(4)特徴 ※全て2018年2月末時点)

●DELISH KITCHEN(エブリー)
(1)15年9月(2)1万本以上(3)1千万以上(4)管理栄養士や料理研究家など、食のプロが全てのレシピを開発。調理の際、手が離せなくても音声でサポートできるようナレーションを入れている

●レシピブック(スフィダンテ)
(1)15年10月(2)333本(3)10万(4)レシピを考案したプロの料理家が実際に作る様子を撮影。視聴者が再現できるよう、早送りの手法はとっていない。料理によっては4分の動画も

●クラシル(dely)
(1)16年2月(2)1万4千本(3)1千万以上(4)レシピ考案者が撮影を行うことで、調理のコツを動画に反映。料理手順の追体験に重きを置くため、倍速の動画にして、なるべく全工程を見せている

●macaroni(トラストリッジ)
(1)16年9月(2)約1700本(3)非公開(4)料理を普段作らない人にも面白く感じられるよう、手の動きをきれいに見せたり、ストップモーションなども取り入れたりしている

●cookpadTV(クックパッド)
(1)17年12月(2)2839本(3)非公開(4)280万品以上のクックパッドレシピから、作り方にコツがあるものなどを中心に1分ほどの動画に。18年3月にはcookpadTVのアプリをリリース

●e食材辞典(第一三共)
(1)11年5月(2)3756本(3)174万(4)食材や生活習慣病、BMI別の個人に合った献立を提供。最近は「フレイル」(虚弱)を啓発し、加齢に伴う筋力低下や低栄養を防ぐ食事を紹介

●ゼクシィキッチン(リクルート)
(1)14年5月(2)約2300本(3)80万(4)旧・料理サプリ。動画時間は約5分。食材の切り方、下処理の方法、鍋の中の様子など、失敗につながりがちなポイントを動画内に織り込んでいる

●C CHANNEL(C Channel)
(1)15年4月(2)1708本(3)非公開(4)コンセプトは“見て楽しむ動画”。見るだけで料理をしない人にはスイーツのほうが響く傾向があるため、スイーツ系のレシピの割合を増やしている

●mogoo(スタートアウツ)
(1)15年9月(2)約3000本(3)非公開(4)利用者は若年層の主婦が多い。初心者でも作れるよう、15工程以下で20分以内の時短レシピを多く作成している。動画は1分以内で速さは倍速

(編集部・小野ヒデコ)

AERA 2018年4月23日号より抜粋