「サザエさん」に苛立つ男たちの深層心理 (2/6) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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「サザエさん」に苛立つ男たちの深層心理

作田裕史,熊澤志保,市岡ひかりAERA#働き方
仕事と家庭に引き裂かれる男性たちは、偽装イクメンのフラリーマンに怒りを噴出させている(立体イラスト・kucci/撮影・今村拓馬)

仕事と家庭に引き裂かれる男性たちは、偽装イクメンのフラリーマンに怒りを噴出させている(立体イラスト・kucci/撮影・今村拓馬)

●もっと仕事したい葛藤

「サザエさん」論は別の機会に譲るとして、興味深いのは、今回声をあげたのが、働く女性ではなく、「仕事と家庭を両立する男性」だったということだ。

 常見さんはIT企業勤務の妻と、生後4カ月の娘を育てている。買い出しと料理、皿洗い、ゴミ捨て、掃除を自身が担当する。1日3~4時間を家事と育児に充てている。「相当分担しているほう。いい感じで家庭はまわっていて、幸せ」なのは、「子育てが苦ではないし、大学教員というある程度時間的余裕がある職業だから」だ。夜、飲み会やライブに行く自由もある。

 一方で、「もっと仕事をしたい」と葛藤する自分もいる。

●人生が“クソゲー化”

「家庭と仕事の両立は、きれいごとじゃかなわない。男性側も、つらい、生きづらいと言わないと、何も進まない。いつから人生はこんなにクソゲー化したのか。『イクメン』を自身のブランディングに使う男性には、嫌悪感しかわきません」(常見さん)


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