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東大「ご近所さん会」がはぐくむ 起業の“生態系”

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長倉克枝AERA

図版=AERA 2017年11月13日号より、写真=写真部・松永卓也

図版=AERA 2017年11月13日号より、写真=写真部・松永卓也

「既存産業が成熟して新たな産業が求められ、研究者や技術者が中心の技術系スタートアップへの期待が高まった。東大工学部の起業についての講義で、年に1度話をしているが、2013年に20人ほどだった受講者が、今年は300人以上。起業志望の東大生も増えている」

 経営陣にもエンジニアが多く、技術力の高さが強みだが、成長のスピードが速いネットやゲームと異なり、多くは軌道にのるまでに時間がかかる。ベンチャーキャピタル(VC)の支援が得られないことも少なくなかった。そこで、後輩たちを陰になり日なたになって支えているのが、鎌田さんをはじめとする、東大卒の先輩起業家たちだ。
 
 14年創業のエレファンテックは、電子基板の開発を手掛ける東大発ベンチャー。副社長で、理学系研究科卒の杉本雅明さん(32)は言う。

「東大のイベントなどで知り合った鎌田さんや漆原茂さんから助言を受けています。東大関連の起業コミュニティーは以前からゆるやかに存在してきましたが、ここ10年ほどで東大自体が主体的に生態系をつくるようになってきています」


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