世界的にも厳しいとされる韓国の徴兵制のもとでは、活動休止から再開までに何年もかかるグループも少なくない。最短の「2年」で東方神起としてファンの前に戻ってきたこと自体、「言葉より行動」の表れだと言っていい。

 活動休止中も、ライブ映像やメッセージ動画を上映するフィルムコンサートを開催。ファンクラブ会員には2人が撮りためた動画を配信するなど、完全な空白を作ることもしなかった。

●復帰アルバムは自信作

 記者会見では、全40曲を収録した復帰記念アルバム「FINE COLLECTION~Begin Again~」を10月25日に発売すること、11月から2018年1月にかけて、札幌、東京、名古屋、大阪、福岡を回る3度目の5大ドームツアーを開催することも発表された。復帰記念アルバムには、新たにレコーディングし直した「Rising Sun(ライジング サン)」「どうして君を好きになってしまったんだろう?」「Bolero(ボレロ)」の3曲も収録するという。

チャンミン:復帰記念アルバムは、ファンのみなさんと一緒に笑ったり泣いたり、同じ時間を過ごしてきた思い出が詰まっている曲ばかり。なかでも、歌も日本語の発音も感情表現も、昔より成長したところを見せたいと思っていた3曲を再度、録音しました。ファンのみなさんはきっと喜んでくださるんじゃないかなぁ。自信作だと言いたいです。

ユンホ:5大ドームツアーは、東方神起の気持ちを込めたステージにすることが一番重要だと思っています。昔は「みんなが楽しめるライブにしたい」と言っていましたが、今回は、僕たちもファンもお互いの思い出がたっぷりある、そんなライブにしたいです。

チャンミン:いままでたくさんの愛をもらってきた曲を歌うので、僕たちとファンのみなさん、お互いの情熱と汗と涙を同じ空間で共感し合えるライブになるんじゃないかな、と思っています。

ユンホ:「共感」ってふさわしい単語だね。僕もそう言いたかった。

次のページ