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「おまえなんか辞めちまえ!」上司の暴言でブラック出版社から中国へ

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AERA#働き方#転職
初田宗久(はつた・むねひさ)/1970年生まれ。出版社勤務、中国留学を経て2012年から中国系ニュース通信社の日本語ニュースサイト編集記者に。サイト閉鎖に伴い転職活動を経て昨年から現職。著書に『ブラック企業やめて上海で暮らしてみました』

初田宗久(はつた・むねひさ)/1970年生まれ。出版社勤務、中国留学を経て2012年から中国系ニュース通信社の日本語ニュースサイト編集記者に。サイト閉鎖に伴い転職活動を経て昨年から現職。著書に『ブラック企業やめて上海で暮らしてみました』

 2020年の東京五輪に向けて、新卒採用だけでなく、40代以上も含めた転職市場が活況だ。気になるのは転職後の年収のアップダウンだが、自己実現を優先しようと地方に移る人、お金に価値を置かない転職も増えている。AERA 5月22日号では「転職のリアル」を大特集。転職をまじめに考えている人、うっすら意識している人にも読んで欲しい。

 転職に迷いはつきものだ。うまくいくのか、この選択肢で良かったのか。不安さえ前進する力に変える人は、何が違うのか。ブラック企業を退社後、中国へ渡り、みごと転職を成功させた初田宗久さんに、転職成功の秘訣を伺った。

*  *  *
 昨年9月から香港で、中国系機械部品メーカーの会長アシスタントの仕事をしています。昨年夏に日本企業を合併したため日本人とのやり取りや取引が増え、中国語をしゃべれる日本人スタッフが必要になり入社することができました。

 中国での仕事は6年目、これが2社目です。それまでは東京の出版社で編集の仕事をしていましたが、売り上げが落ちて少人数で大量の雑誌を作るようになり、会社に泊まり込みトイレに突っ伏して寝る日々が続くように。徹夜作業中に上司から校正のミスを1時間近く責められ「お前なんかいつでも辞めちまえ!」と怒鳴られたことで糸がぷつんと切れ、退職を決断しました。

 中国語で仕事をした経験はそれまでまったくありませんでしたが、台湾旅行が好きで退社1年ほど前から中国語のレッスンに週1回通い、中国語検定4級をとっていました。発作的に退職を決めたのですが、その経験から「中国に留学しよう」と思いついたのです。

●人の縁を大切にする

 台湾は日本語がかなり通じるのでよりハードな道をと考え、上海の東華大学に進学しました。最初のうちはまったく会話が聞き取れず、和食屋で1人涙したこともあります。1日8時間の語学レッスンを続けていくと、3カ月で日常会話がなんとなくわかるように。9カ月で中国語能力検定試験「HSK」最高級の6級に合格しました。


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