小島慶子「ブラック部活」は「ブラック企業」予備軍か? (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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小島慶子「ブラック部活」は「ブラック企業」予備軍か?

連載「幸複のススメ!」

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小島慶子(こじま・けいこ)/タレント、エッセイスト。1972年生まれ。家族のいるオーストラリアと日本との往復の日々。オーストラリア行きを決断した顛末を語った新刊『これからの家族の話をしよう~わたしの場合』(海竜社)が発売中

小島慶子(こじま・けいこ)/タレント、エッセイスト。1972年生まれ。家族のいるオーストラリアと日本との往復の日々。オーストラリア行きを決断した顛末を語った新刊『これからの家族の話をしよう~わたしの場合』(海竜社)が発売中

 タレントでエッセイストの小島慶子さんが「AERA」で連載する「幸複のススメ!」をお届けします。多くの原稿を抱え、夫と息子たちが住むオーストラリアと、仕事のある日本とを往復する小島さん。日々の暮らしの中から生まれる思いを綴ります。

*  *  *
「ブラック部活」とも言われる、先生や子どもたちの負担になる部活動。一方で、スポーツは精神鍛錬になるし集団の結束力が強まるという肯定的な意見もありますね。

 過酷な練習に耐え、先輩からの理不尽なしごきにもめげず、どんなに追い詰められても投げ出さない克己心を涵養(かんよう)……ってなんだか、長時間労働とハラスメントに耐え抜く人材育成プログラムのようにも思えます。

 体育会出身者は根性があるからと、広告会社やテレビ局、証券会社、商社など激務の企業の就活で有利だと言われます。でも繰り返される過労死のニュースを思うと、部活礼賛、体育会的価値観重視の延長上に、非人間的な働き方を糧にして成長する人材こそが有能、という企業の本音が見えてきます。それでいいのでしょうか? スポーツは人生を豊かにするためのもので、誰かに人生を差し出すための訓練ではないはずなのに。


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