●慶應女子も居酒屋に

「早稲田はサークルの数も多くて活気があり、飲み会も盛ん。女子も居酒屋に行き、飲み会の締めには『紺碧の空』を歌ったりして、愛校心が強いと感じます。慶應女子はおしとやかなお嬢様のイメージだから、居酒屋なんて行かなそう」(林さん)

「そんなことないですよ。居酒屋も行きます! 幼稚舎や中学から入学した女子はお嬢様といったイメージで見られがちですが、慶應女子は意志が強く、男っぽいところがあると思います。むしろ大学から入学した女子の方が柔らかい印象です。『三人寄れば三田会』と言われているように、私も相手が『慶應』だとわかると親しみを感じます。早稲田はノリがいい子が多そう」(田中さん)

「確かに男子も女子も面白い人が多いですね。男子は慶應ボーイのようなスマートな人はあんまりいないです(笑)」(林さん)

 田中さんは今までの7シーズン中3回、神宮球場に足を運び、早慶戦を熱心に応援している。

「ここのところ早稲田に連敗しています。10月末の慶早戦は応援に行きます。絶対に勝ってほしい」

(ライター・庄村敦子)

■聞いてみました!
(1)出身地(2)出身高校(3)サークル(4)好きなブランド(5)ファッションに使う金額/月(6)ゼミ(7)将来の進路(8)好きな芸能人

早稲田大学文化構想学部3年 林侑里奈さん(20)
(1)神奈川県(2)希望ケ丘高校(3)生協学生委員会(4)BE RADIANCE、MERCURYDUO(5)約2万円(6)社会学(7)転勤がなく、家庭と両立できる仕事(8)岡田将生、松田翔太、堀田茜、中村アン

慶應義塾大学商学部4年 田中麻美子さん(22)
(1)東京都(2)慶應女子高校(3)ゴルフサークル(4)dazzlin、ユニクロ(5)約1万5千円(6)マーケティング(7)テレビ局に内定(8)本郷奏多、横山裕、山本美月、橋本環奈

AERA 2016年10月17日増大号