ポケモンGO後の東京ルポ 不忍池が「入れ食い」の釣り堀と化していた (2/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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ポケモンGO後の東京ルポ 不忍池が「入れ食い」の釣り堀と化していた

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福光恵AERA#ポケモンGO
(c)OpenStreetMap contributors (c)CARTO, CARTO attribution

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 公開2週目。各地で出現するポケモンが入れ替わり、プレーヤーをがっかりさせるなど「ポケモン疲れ」の声も聞こえる。人気スポットは大丈夫か。行ってみると、「早くもブーム下火」なんて誰が言ったんだか。

「毎年隅田川の花火大会の日はごみが増えるけど、今年は毎日あれよりすごいごみが出る。10倍以上はあるんじゃないかね」

 汗をふきつつ話すのは、ポケモンの神スポットの一つ、錦糸公園で清掃をしていた男性だ。日曜の朝だというのに日陰という日陰に人が鈴なり。

「子どもにせがまれて、千葉県から来ました。旦那が日曜出勤しているので、夕方ここで合流する予定です」

 という小学生のママなど、家族連れも目立つ。「売切」の表示が並ぶ自動販売機の周りに空き缶が散乱する困った光景の一方で、近所の小学生が清掃を手伝う心温まる場面も目撃した。

●スマホ熱で気温上昇

 7月30日に、出現するポケモンの入れ替えがあったようで、やはり神スポットの新宿御苑では、あんまりレアじゃないヘビの「アーボ」というポケモンが大量発生していた。

「えーん、ヘビだー!」

 子どもが泣きだしたのでアーボのことだと思ったら、本物のヘビが遊歩道を横断。できすぎだってば! 近所の公園にポケモンを探しに行ったら、生け垣からピカチュウならぬ、本物のネズミが出てきたこともあったっけ。まさかこれも仕込み……なんてことはないだろうが、とにかくゲームをしているだけで、自然にふれる機会が増えた。

 オフィス街にある日比谷公園や新宿中央公園などでは、昼休みともなれば日陰は会社員で満席状態。駅近の池袋西口公園や渋谷ハチ公前広場などは、夏休み中の学生や飲み会帰りのお父さんがつめかけて深夜まですごい熱気だ。この手のコンパクトスポットでは、ゲームのしすぎでみんなのスマホも熱くなってるんだろう。実際の気温も2、3度は高いと思うくらい暑い。

 ポケモンが大量出現するスポットなら、行った中では不忍池がダントツ。コイキングという珍しくないポケモンだが、お祭りの金魚すくい状態で画面の中を跳ねまくり。レアキャラ狙いなら、都内人気ナンバーワンの呼び声高い世田谷公園にGOだ。

 7月31日から8月3日までの4日間で炎天下の12スポットを訪問し、7万歩かけてゲットしたポケモンは167匹。レア度トップは世田谷公園で見つけたオムナイト、食べたアイスは合計6個。健康にも娯楽にも、経済にもいいポケモンGO。私は気が済んだので引退します。あとはお願い!(ライター・福光恵)

AERA  2016年8月15日号


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