アエラ表紙写真に挑む蜷川実花が語った「毎週撮ること」の難しさとは?

2016/04/13 16:00

 最近はカメラの性能も発達してきたから、シャッターを押せば誰が撮っても写ります。絵画のように、画家の手癖が出たりしません。差がない分、すごく面白いメディアです。写真には本来、そこにあるものしか写らない。そうなると、作品は写真家が何を考えて、何を撮りたいと思ったかということだけに集約されてくるんです。

 ポートレートを撮るとき、私は笑ってください、とは言いません。人を撮るときは「撮らせてもらう」のが大前提ですから、感情的な指示は出さない。大がかりな装置を作るときも、その人からイメージしたものを作っているだけで、あくまでも、ありのままを撮りたい。目の前にいる人の素のままの感情を、フッとつかまえられたらいいなと思っているんです。

 私が被写体としてアエラの表紙のオファーをもらって、「坂田栄一郎さんに撮ってもらえてうれしい」と思ったように、これからもアエラの表紙を、撮影される人にとって「出たい場所」にしていきたい。

「アエラの表紙」といえば、毎週違う人が出ているのに、名前を聞くだけでイメージができた。それをちゃんと引き継いで、進化させていきたいです。まずは真面目に、誠実に、あまり奇をてらわずに。「写真とは何か」と日々考えながら、臨むつもりです。

(構成・アエラ編集部)

AERA 2016年4月18日号より抜粋

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