カジーの広報を担当する城後(じょうご)幸代さん(34)も1歳と4歳の子を持つワーキングマザー。彼女の「夕食調理所要時間は15分」を支えるのは、ご飯用とおかず用、2台の炊飯器だ。

 週の半分は炊飯器でおかずを作る。朝、大根やこんにゃく、牛すじなどのおでんの材料とだしを一緒に入れて、おかゆモードでスイッチオン。そうすると、夕食の時間には味のしみこんだホカホカのおでんができあがっている。同様にポトフ、煮魚、スペアリブのとろとろ煮なども炊飯器で作る。

「帰ってきたときにおかずが1品できているのは、とても大きいです」(城後さん)

 城後さんのふたりの子どもはお風呂が大好き。親子で1時間入るが、その間も炊飯器は下ごしらえに働く。かぼちゃを丸ごと炊飯器でゆでたらホクホクでおいしかった。ゆでたかぼちゃは切って冷凍する。冷凍庫には、ほかにもゆで野菜や調理した乾物、調味料に漬けたゆで豚などを常備。「炊飯器+冷凍」技で、子どもたちと向き合う時間を楽に確保している。(アエラ編集部)

AERA  2016年4月4日号より抜粋