「デザインと数値のバランス感の理論づけはどのように説明するんでしょうか?」
「SPSSというソフトは統計処理のどういった部分に向いていますか?」
受講生が投稿した質問を、進行役がキャッチして、講師にぶつける。60分授業のうち15分程度は受講生とのコミュニケーションに費やされる。
スクーでは、このような双方向型の授業を、毎日生放送している。この日は午後7時から10時まで、計4コマの授業が放送された。複数の授業を同時放映できるよう、専用の二つのスタジオも今月開設したばかりだ。
リアルタイムで質問し、受講生同士でもコミュニケーションが取れる。自分のペースで勉強を進められる代わりに、離脱や挫折もしやすかった従来のeラーニングと大きく異なる点だ。
実名登録制のため、授業をコメントで荒らしたり妨害したりする利用者はほとんどいないという。
社会人が視聴しやすいよう、平日は夜間のみ、土日は昼から。生放送の視聴は無料で、月980円の有料会員になると、過去のアーカイブも繰り返し見ることができる。
※AERA 2015年6月29日号より抜粋