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壁に肉が刺さってる! 進化するケータリング

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小沢さんのアトリエ。天井が高く、すりガラスになっている入り口から自然光も入る(撮影/高井正彦)

小沢さんのアトリエ。天井が高く、すりガラスになっている入り口から自然光も入る(撮影/高井正彦)

仕入先の八百屋から「面白い野菜を作っている人がいる」と紹介された、千葉県四街道市の生産者の野菜(撮影/高井正彦)

仕入先の八百屋から「面白い野菜を作っている人がいる」と紹介された、千葉県四街道市の生産者の野菜(撮影/高井正彦)

壁の額に串刺しの料理を刺す驚きの演出。ケータリング予算は15万円からで交通費及び諸経費は別途(写真:本人提供)

壁の額に串刺しの料理を刺す驚きの演出。ケータリング予算は15万円からで交通費及び諸経費は別途(写真:本人提供)

 顧客の思いにこたえて、食材も演出もこだわりぬく。パーティー会場に料理を届けるケータリングが進化している。

 東京都内のギャラリーの壁をびっしり埋めるのは、作品ではなく料理。手作りパテやプルーンの赤ワイン煮などを串に刺し、発泡スチロールを芯にした手作りの額の中に刺してあるのだ。

 こんな演出を手がけたのは、東京都台東区にアトリエを構える「モコメシ」こと小沢朋子さん(34)。建築家夫妻の結婚式の2次会で、「壁を使って」とケータリングを依頼されたのだ。

 最初は驚いた客たちも、楽しんで食べ、新郎新婦からは「すごいです」と感激されたという。「新郎新婦が求めるインパクトを残して予算内に収め、料理が落ちない方法などを検討した」と小沢さん。

 最近、小沢さんのようなオリジナリティーあふれるケータリングをする人たちが活躍している。フードデザイナーを名乗る彼らは厨房を「アトリエ」と呼び、料理の創作に励んでいる。

 小沢さんは、展覧会のオープニングや結婚式などパーティーのテーマを、料理で表現しようと工夫を凝らす。ホームページを見た人から「モコメシなら、実現してくれると思って」と依頼されることもあるという。

 自らパーティーを企画することもある。以前から、食べ終わった後のテーブルもきれいにして楽しんでもらえる方法がないか考えていた。そこで、料理を片付けてから花を飾ってみた。

「満足した笑顔の花が咲くイメージを表現した」(小沢さん)

AERA 2015年5月18日号より抜粋


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