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難しい「不審者」判別 子どもにどう伝えるべきか

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「あらゆる人を疑え」と教える?

「あらゆる人を疑え」と教える?

 子どもが、自宅近くに住む顔見知りに殺害される事件が続いている。知っている人も知らない人も、「あらゆる人を疑え」と教えなければならないのか――。

 2月、和歌山県紀の川市の空き地で小学5年の男児(11)が刃物で胸などを刺され殺された。逮捕されたのは、男児の自宅から70メートルほどしか離れていない家に住む無職の男(22)。

 この事件の数日前には、福岡県豊前市で行方不明になっていた小学5年の女児(10)が遺体で見つかり、同様に、近くに住む面識のある男(46)が逮捕された。さかのぼって1月中旬に群馬県吉岡町で起きた、小4女児(10)連れ去り未遂事件では、近くの交番に勤務する巡査(24)が犯人だった。

 こうした昨今の一連の事件で明らかになったことがある。現代は、「不審者」の判別が難しいということだ。

 警察官による誘拐未遂事件は言うに及ばず、和歌山の事件の場合、容疑者の男は、自宅前で竹刀を振ったり上半身裸で太い木の棒を持ったりする姿を近所の人に目撃されていた。だが、棒を振り回しているだけで「不審者」と決めつけていいのか。

 11歳の息子と8歳の娘を持つ都内在住の自営業女性(46)は、

「何が正しいのかわかりません。仕事があって四六時中は見ていられないから、子どもたちには一歩踏み込んで注意を促すしかないんです」


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