イケメン俳優や芸能人の結婚相手として報じられることがある「一般女性」。彼女たちの生態とは。

 有名芸能人男性の結婚の場合、相手が「女優」とか「モデル」なら、「ハイハイ。雲の上の世界の話ね」と諦めもつく。だが、11月19日に結婚が発表された俳優の西島秀俊さん(43)のお相手を見てほしい。「一般女性」だ。

 思えば、堤真一も阿部寛も玉山鉄二も、モテ男で有名なロンブーの淳も、相手は「一般女性」だった。だから不安になる。漫然と会社と家を往復している間に、シンデレラへの階段を見落としていたんじゃないの?

 その「階段」はどこに転がっているのか。芸能人やスポーツ選手との合コンに、頻繁に参加したことがあるというAさん(32)に話を聞いた。

「金曜や土曜の夜、お友達からメールが来るんですよ~。『今日、西麻布に夜10時ね』って。そのお店に行くと、タレントさんやスポーツ選手がいるんです」

 どうもその「メール」が「階段」を見つけるカギらしいが、そんなメール、記者には来たことがない。

「編集さんとか、昔の読モ仲間から来るんです。一晩にいろいろな場所で飲み会をやっているので、店から店へハシゴすることもありましたよ」

 Aさんは、黒髪ストレートロングが印象的な清楚系美人。過去に読者モデル(読モ)をしていた経験があり、今は大手不動産会社で働くOLだという。取材の日は、ナチュラルメークで、ブルー系のワンピースを上品に着こなしていた。常に女性であることを意識するため、パンツは穿かない主義だという。

 どうやら、芸能人と出会うには、読モになるか読モの知り合いをつくる必要がありそうだ。そうした飲み会をセッティングした経験がある、ファッション誌の元女性編集者は言う。

「呼んだ私たちが文句を言われちゃいますから、可愛くてモデル体形の子にしか声をかけません。読モたちも、1軍、2軍のランクに分けていました」

 恐るべきマウンティングの世界。階級の境界線は何か尋ねると、ズバリ。

「顔と若さです」

AERA 2014年12月8日号より抜粋