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達人に学ぶ 憎まれない有休の取り方 W杯休暇もアリ?

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 有効に活用したい有給休暇。しかしうまくとるにはコツが必要な場合も。軋轢を生まずに有給をとる秘訣とは。

 厚生労働省によると、労働者1人当たりの平均年間休日総数は112.6日。有給休暇の取得率は47.1%だ。雇用・労働問題に詳しい評論家の常見陽平さん(40)は、「日本の年間休日は、海外と比べてそれほど少なくありません。ただ、大きな違いは、有給休暇の割合が少なく、祝日の割合が多いこと。有給休暇を取得する人の割合が少ないために、祝日が増えたとも言われています」と話す。

 好きな時に休めなければ、「南の国でバカンス」なんて夢のまた夢。とはいえ、あれこれ知恵をしぼり、周囲に嫌われずに休暇を取っている人は少なくない。「達人」たちの戦略は……。

 6月12日に開幕したFIFAワールドカップ。人材派遣会社勤務のサオリさん(38)は、6月27日までの2週間、夏期休暇に有給休暇を合わせて 4年前から、「ワールドカップの前半は休みます!」と周囲に言い続けてきた。上司は最初、あきれ顔。でも、昨年は夏期休暇も有給休暇もほとんど取らず、今年に備えた。そんな姿を見て、「休み明けの仕事ぶりに期待しているぞ」と最終的には笑っていた。

「『ブラジルに行く』と言うと、サッカーファンから反感を買ったかもしれませんが、自宅で観戦というところに、『そんなに好きなら』と周囲は思ってくれたみたい。基本的に休みはするが、携帯電話やインターネットでいつでも連絡を取れるということもアピールしています」(サオリさん)

 前出の常見さんは、「休暇の理由が壮大であればあるほど、周囲も『それなら仕方がない』と受け入れやすい。ちょこちょこ休む方が、かえって『しょっちゅう休みを取っている』というイメージを与えるかもしれない」と言う。

AERA 2014年6月30日号より抜粋


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