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同窓会ファッション 女子校ならではの「作法」とは

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 最近、同窓会のお誘いが増えていませんか?力んで浮きたくないけど、若くも見られたい。再会のファッションに悩む女性の心理とは。

 都内のアパレル会社に勤めるサチヨさん(30)は今年初め、小学校の同窓会に出かけた。卒業以来、初めての集まりだった。

「何着ていく?」「〇〇君も来るらしいよ」

 仲良し5人グループで、事前に打ち合わせもした。独身の友だちは心持ちテンションが高めだった。

「30歳になるとバリバリ働くか、子育て中でママ友としか知り合わなくなるかで、出会いの機会が少なくなる。期待しないフリをしながら、心の底で同級生との再会を楽しみにしている人が多いのではないでしょうか」

 サチヨさんは、背中にリボンがついた、うすいオレンジ色のニットに、スーツの生地のような「きれいめ」の黒いスカートを組み合わせた。

 春らしい色にしたのは、顔色を明るく見せるため。小学生のころ髪が短く、いつもズボン姿だったから、「私も女性になったよ」と言わんばかりに、ふんわり系をアピール。フレアスカートなら出産後ふくよかになった腰回りもカバーできる。

「いつまでも若くいたいけど、昔とのギャップも見せたいんです。そうすれば、『面白そう』と自分に興味を持ってもらえるから」

 同窓会ファッションも女子校となると、ちょっと作法も違う。都内に住む自由業のナナさん(40)は、同窓会に行くとき「わかる人にわかる、通好みの」ファッションアイテムを選ぶ。

 本物の宝石を身につける。限定もののブランドバッグを持つ。モードの先端をいく色のリップも、しっかり引いていく。

「いいね、かわいいね!どこで手に入れたの?」

 ファッションに通じた同級生が目ざとく話題にしてくれる。

「みんな『今の自分』を肯定したい。同窓会はそれを確認しに行く場所。派手に若作りしても同い年だから年バレしているので、髪や肌、靴や指先など『先端』が美しく整えられていれば、丁寧な日常や幸福感がにじみ出ていると感じます」

(文中カタカナ名は仮名)

AERA 2014年6月2日号より抜粋


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