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治療後80%以上が出産可能に 不育症の「最後の砦」

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AERA#出産と子育て

 妊娠しても、流産や死産を繰り返して出産に至らない「不育症」。いまだ明確な診断基準は確立されていないが、女性の100人に1人は3回以上の流産を経験すると言われる。

 杉ウイメンズクリニック(横浜市)は国内唯一の不育症専門クリニックだ。患者の間では“最後の砦”として頼られている。院長の杉俊隆氏は不育症研究の権威で、大学病院以上に精度の高い検査をここで提供している。

「不育症の原因は子宮形態異常、内分泌異常、血液凝固異常などさまざまで、その見極めが肝心です。検査は血液検査が主で、血液凝固の検査は採血したあと即座に遠心分離し、急速冷凍しなければ正確な結果が出ません。当院は併設したラボで専属の検査技師がつきっきりで検査をしますが、大学病院のように多様な疾患を扱う施設では、そこまで小回りがききません」(杉氏)

 原因を特定し、適切な治療を行えば、不育症であっても80%以上の女性が出産に至る。44歳の英語教師のBさんもその一人。「抗リン脂質抗体症候群」という血液が固まりやすい体質で胎盤に血栓ができやすく、4度の流産を経験したが、杉氏の治療を受け、無事に長女を出産した。


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