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デートで間が持たなくてペットシェア? シェアの様々な形

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石泉愛らんど「自分たちで育てて収穫した野菜の味は格別」と話す3人の職業は、サービス業、SE、カメラマン。左から2人目が本橋さん(撮影/今祥雄)

石泉愛らんど
「自分たちで育てて収穫した野菜の味は格別」と話す3人の職業は、サービス業、SE、カメラマン。左から2人目が本橋さん(撮影/今祥雄)

子どもの古着交換会古着を10着持参した鈴木伸子さん(43)は「自分も古着を買うし、子ども服も友人からもらうので抵抗はない」と言う(撮影/今祥雄)

子どもの古着交換会
古着を10着持参した鈴木伸子さん(43)は「自分も古着を買うし、子ども服も友人からもらうので抵抗はない」と言う(撮影/今祥雄)

「シェアハウス」という住居スタイルが増えてきたが、シェアの対象は家だけではない。ほかにもさまざまなシェアができるサービスがある。

 例えば、ブランド&ファッションレンタル「Cariru(カリル)」。ブランドバッグやアクセサリー、ドレスをインターネットでレンタルできる女性向けサイトで、20代から30代を中心に支持されている。

 店長の池田藍子さんは、「自分で買うのはちょっと……という服も、レンタルなら大胆に冒険できると好評です」と話す。

 ペットの世界にも、シェアが広がっている。東京都渋谷区の「ドッグハート」は、トイプードルやビーグルと遊べる、お散歩犬のレンタルショップ。

「住宅環境や転勤の可能性があって犬を飼えない家族、愛犬が亡くなり、自分の年齢を考えると次の犬は飼えないお年寄りなど、利用者はさまざま」と、運営会社アクアマリンの土屋由樹子さんは話す。中には「初デートで会話がもたない」とレンタルするカップルもいる。

 農地のシェアも密かな人気だ。東京都練馬区の農学校「石泉(せきせん)愛らんど」は、1区画(10m×3m)を年額3万1千円(練馬区民)で借り、月2回講習を受けて、約40種の作物を育てて持ち帰ることができる。契約者は、子育て世代の家族が多く、全160区画は常に満杯だ。

 運営者の本橋邦浩さん(51)は、代々キャベツ農家。体験農園を始めた理由について、こう話す。

「周辺の都市化が進み、冬は畑の土ぼこりが舞うなど敬遠されがち。東京での農業の理解を深め、親しんでほしいと思った」

 物々交換という、昔ながらのシェアも見直されている。ファッションアイテムに特化した、服としあわせのシェア「xChange(エクスチェンジ)」は、値札の代わりにその服の思い出などを書いたエピソードタグを付けるのが特徴だ。

 昨年11月、東京・世田谷の生活クラブ生活協同組合で、生活クラブ・マルシェ「子どもの古着交換会」が開かれた。組合員の堀洋江(ひろえ)さん(45)は、こう話す。

「以前主催した古着交換会は、不要な服を捨てに来ている印象だったが、エピソードタグのおかげで、今回は可愛い服が目立つ。愛着のある服を次の人に……という思いが感じられる」

 時代は、所有からシェアへ。シェアを上手に取り入れることが、これからのスマートな暮らし方と言えそうだ。

AERA 2014年1月27日号より抜粋


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