新境地開拓の市原隼人「動物になりたい」 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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新境地開拓の市原隼人「動物になりたい」

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AERA2月18日号の表紙に登場した市原隼人さん

AERA2月18日号の表紙に登場した市原隼人さん

 アエラの表紙撮影のため、白いタンクトップにジーンズ姿でスタジオ入りした時は、いつもの「市原隼人」のイメージだったのに、三つ揃いのスーツに着替えてカメラの前に立つと、まるで別人になった。

 これまでは、視聴者に爽快感を与えるような、ガキっぽく、純粋で、熱い男を演じてきた。だから、ドストエフスキー原作のドラマ「カラマーゾフの兄弟」で、ニヒルで理知的な弁護士の次男役を演じることには、驚いた人も多いだろう。本人も、新境地の開拓に意欲と不安を抱いたという。

「これまでの市原隼人とは違います。役をいただいてうれしい半面、ものすごく怖い気持ちもある。自分を新たに発見できる一方、自分がわからなくなる一面も出てくるんです」

 体当たりの「動」の表現から、感情を表に出さない「静」の演技へ。今までと違う人格を演じることに苦しみながら、充実感も味わっている。

「人生で初めてこんなに緊張感のある現場を味わえて光栄」

 休みの日があると、山や湖へ足が向く。先日も一人で富士山のふもとを訪れた。理由を尋ねると、「動物になりたいから」と即答。

「人間は考えたり、悩んだり、社会のルールもある。たまには、動物になりたいって思うんです」

 空っぽになった後、また考え込み、のめり込んでいくのが市原流だ。

AERA 2013年2月18日号


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