本来、健康な手首は、親指と小指が向き合ってアーチ状にカーブしている状態。ところが、スマートフォンやパソコン作業などで手首を酷使し負荷をかけすぎると、このアーチが潰れ、平らになってしまうのだとか。そうなると手首の筋膜(筋肉をはじめ全身を覆う膜)がよれて血管や神経が圧迫され、腕全体の筋肉の動きが悪くなり、肩への負担が増加。その結果、肩こりがひどくなってしまいます。

 そこで清水さんが考案したのが、手首のアーチを整えて筋膜の不調をリセットする施術。本書では、肩もみよりも有効な、3つの「手首アーチ体操」をご紹介。頑固な肩こりに困っている方はぜひ、本書が提唱するエクササイズを取り入れてみてはいかがでしょうか。