そんな中川さんが同書で力説するのが、ふんどしの健康効果。



 ストレスから、鬱病以外に「痔」も患っていた中川さんですが、ふんどし生活を続けたことによって、医師から「切らなければ治らない」と言われた痔が完治。主治医・アイビー大腸肛門クリニックの山田麻子医師も、締め付けの強い下着から解放されることで血行が良くなり、男性機能低下の改善にも効果があることなど、ふんどしならではのメリットに太鼓判を押しています。



 手持ちのパンツはすべて処分し、ふんどしに切り替えたという中川さんですが、意外にも提唱するのは"パンツとの共存"。パンツを否定するのではなく、"日中はパンツ、夜だけふんどし" のように併用することで、精神的にも気持ちを切り替えることができ、ストレスフルな日常を送る現代人が、オン・オフを切り替えられる効果もあると述べています。



 ふんどしに出会って病を克服し、起業家という生き方を選択した中川さんの半生が綴られた同書は、ふんどしという下着の良さはもちろんですが、人生の岐路に立った際、一歩踏み出す勇気を思い出させてくれる一冊となっています。




一般社団法人 日本ふんどし協会
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