アニメもボカロもラノベも大好き 「マイルドヤンキー」が日本経済を救う? 〈BOOKSTAND〉|AERA dot. (アエラドット)

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アニメもボカロもラノベも大好き 「マイルドヤンキー」が日本経済を救う?

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「街からヤンキーがいなくなった......」



 自分の身の回りを改めて考えてみると、以前よりも街中でヤンキーを見る機会が減ったと思いませんか?



 ヤンキーは犯罪に走る......というわけではありませんが、参考までに法務省の「平成25年度版 犯罪白書のあらまし」によると、少年による刑法犯の検挙人員は1984年以降、95年まで減少傾向で、その後若干の増減があった後、2004年から毎年減少しています。12年には10万1098人が検挙されているのですが、これは前年比-12.9%。1946年以降で最も少ない数字となりました。



 もちろん、若者の人口減少と比例している部分はありますが、ヤンキーにも変化があったと、博報堂ブランドデザイン若者研究所のリーダー・原田曜平氏は自著『ヤンキー経済』のなかで分析しています。

 ツッパリ・リーゼント・ボンタン・シンナー・改造車など、見た目からすぐわかるヤンキーはかなりの減少傾向。そして、優しくなったヤンキー「マイルドヤンキー」が新たに登場し、増加傾向にあると言うのです。



 このマイルドヤンキーを簡単に説明すると、見た目は昔のヤンキーよりも大人しく、むしろオシャレ。EXILEのようなファッションを想像するとわかりやすいかもしれません。



「彼らのなかには、おそらく昔であればヤンキーのカテゴリに入っていた人も多かったように思いますが、今では見た目がまったくヤンキーではなくなっています。人間関係が狭く、中学校時代などの少人数の地元友達とつるむ、といった点は昔のヤンキーと同じですが、ぱっと見では、今どきの普通の若者と大差がありません。地元のファミレスや居酒屋や仲間の家でダラダラ過ごすのが大好きです。しかし、内心ではEXILEの放つ多少のヤンキー性には憧れを持っていたりするのです」(『ヤンキー経済』より)



 そんなマイルドヤンキー男女135名を原田氏らが調査をしたところ、面白いデータが浮かび上がりました。性別に関わらず、彼らが趣味として挙げたのは格闘技や暴走行為ではなく、なんと「アニメ鑑賞」なのです。かつてアニメ好きのオタクと暴力的なヤンキーは教室の中で水と油のような存在でした。しかし、今やマイルドヤンキーを中心にこの両カテゴリは融合を果たそうとしている、というのです。



「ゼロ年代後半以降、YouTubeやニコニコ動画などの無料視聴メディアは登場し、IT知識がそれほど高くなくてもそれらに接しやすくなったことから、アニメ鑑賞を趣味として挙げる若者が属性を問わずに多くなったのだと思います」(『ヤンキー経済』より)



 アニメに限らず、初音ミクに代表されるボカロ文化、課金型ソーシャルゲーム、ライトノベル、漫画もマイルドヤンキーは取り入れています。『新世紀エヴァンゲリオン』はパチンコ化・パチスロ化もしているので、そこからのめり込んだマイルドヤンキーも多いのでしょう。

尚、同調査で挙がった好きなアニメは『化物語』『涼宮ハルヒの憂鬱』『進撃の巨人』など。かつてのヤンキーからすると想像できません。



 変わるヤンキー文化。同書では、彼らについて「今後の経済を担う層」とまとめられています。あなたのまわりにもこの新しい層「マイルドヤンキー」はいますか?


(記事提供:BOOK STAND)

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