小泉元首相の秘書官・飯島勲氏が語る"スキャンダル記事の消し方" 〈BOOKSTAND〉|AERA dot. (アエラドット)
猫特集

AERA dot.

小泉元首相の秘書官・飯島勲氏が語る"スキャンダル記事の消し方"

このエントリーをはてなブックマークに追加
BOOKSTAND

小泉純一郎氏の初当選時から議員秘書を務め、小泉氏の内閣総理大臣在任中は、内閣総理大臣秘書官として首相を支えた飯島勲さん。その巧みなメディア戦略で近年稀に見る長期政権を支え、「官邸のラスプーチン」とも呼ばれました。昨年12月、第2次安倍内閣において内閣参与・特命担当に任命され、再び官邸で活動しています。



その飯島さんが自身のテクニックを公開しながら、現在の政治について語っているのが、書籍『秘密ノート~交渉、スキャンダル消し、橋下対策』です。本書では、現在の安倍内閣と民主党時代とを比較しつつ、大阪市長の橋下徹氏の政策について持論を述べています。小泉元首相時代のエピソードも登場するほか、「なぜ私は就職先に小泉純一郎を選んだのか」と題した就活生向けの文章も収録しています。



"情報操作"に長けた飯島さんが明かす「スキャンダル記事の消し方」とは?



 「自社に都合の悪い不祥事を公表せざるを得ないとき、神様に祈るような気持ちで公表した記者会見で、新聞に大きく掲載されては目も当てられない。自社にとってはできるだけ小さな記事として掲載されること、可能であれば公表した事実だけが残って報道されないことがベストである。」



不祥事をきちんと公表しつつも、情報を大きく掲載されないようにするためには、どうすればよいのでしょうか?飯島さんは、2009年8月号の『経済広報』に掲載された日本経済新聞社編集局の湯浅健司産業部長(当時)の文章を、"興味深い記事"として引用します。それは、「発表のリリースなどの配布のタイミングで最も困るタイミングは、午後一時半ぐらいのリリースだ。夕刊に入らないこともないが、扱いが小さくなる」というもの。



 「つまり午後一時半は、掲載してほしい情報にとっては最悪の時間帯だが、なるべく掲載してほしくない情報を発信するには絶好のタイミングということがわかる。一度でも夕刊で報道された内容の記事は情報の価値が低下するため、次の日の朝刊での扱いがどうしても小さなものにならざるを得ない。つまり、自社のネガティブな記事が夕刊のベタ記事で済む可能性すらあるのだ。」



メディアの仕組みを熟知している飯島さん。本書では、橋本市長に関する考察の中で、Twitterをはじめとするソーシャルメディアへの言及も行っています。情報収集や危険察知など、政治以外のあらゆる局面で役に立つノウハウが蓄積された一冊です。


(記事提供:BOOK STAND)

トップにもどる BOOKSTAND 記事一覧

続きを読む


おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事
あわせて読みたい あわせて読みたい