(写真:WEB本の雑誌)
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2006年、アジア競技大会競泳競技男子の水泳男子 200m背泳ぎで金メダルを獲得して以来、世界水泳をはじめとする数々の国際大会で好成績を残し、2012年のロンドンオリンピックでは3つのメダルを獲得した入江陵介選手。そんな入江選手にわたくし萩原智子が、入江選手のご飯にまつわるお話を伺ってまいりました。

――スポーツ選手はコンディションの管理が何よりも重要と言われていますが、食事で気をつけていることはありますか?

食事ですか...個人的には過度な制限などでストレスを生まないようにしています。でも最近はJISS(国立スポーツ科学センター:スポーツ科学・医学・情報分野において最先端の国内研究施設)での練習や合宿が多いので、バランスの良い食事は自然ととれています。サラダも果物もしっかり食べていますよ。

――国際大会などで海外遠征に行くことも多いと思いますが、ここの国の食べ物はオススメ! というものはありました?

海外か...。ぼく、ジュニア時代(大学生を覗く18歳以下の代表)の合宿でカナダに行ったことがあるのですが、そこでの食事は美味しいものばかりでしたね。サーモンもそうですけど、メープルシロップとかが有名で、朝食もホットケーキとワッフルが出てすっごく美味しかったです! 夜ご飯も、僕らが泊まったコホテルはなぜかコース料理しかなくて、毎日コース料理。コースの最後には凝った創作のデザートがついて、それはとくに嬉しかったですね。

――入江選手は甘党なんですね。噂には聞いていたけど...。

そうなんです。実は毎日食べています。特にアイスクリームには目がないんですよ。最近は『九州名物しろくま』っていうアイスにハマっています。かき氷の。

――ええ! なんか意外! 海外遠征に行ったときもスイーツは欠かさずチェックしますか?

アイスクリームとかはやっぱり。選手村ってアイスクリーム必ずあるんですよ。ボックスの中に。一応、試合が終わるまでは我慢しているんですけど。(笑)食べたことがないアイスクリームだとお腹を壊したりする可能性があるので、そこは注意しています。

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□■□ プロフィール □■□

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◆萩原智子

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1980年、山梨県生まれ。元水泳競技日本代表、2000年、シドニー五輪に出場。200m背泳ぎ4位、200m個人メドレー8位入賞。03年、日本選手権で史上初の4冠達成。04年現役引退。5年後に復帰を果たす。10年、30歳にして日本代表に返り咲き。順調な仕上がりを見せていた矢先、五輪前年である2011年4月に、子宮内膜症、卵巣のう腫と診断され、手術。手術後は順調にリハビリに励み、レース復帰。12年、JAPAN OPENで50m自由形短水路日本記録を樹立。ロンドン五輪代表選考会ではレベルの上がってきた女子自由形で、堂々と決勝に残り、意地を見せた。2013年6月、日本水泳連盟理事に就任。現在はテレビ出演や水泳教室、講演活動など多岐に渡る活動を行っている。

◆入江陵介

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1990年1月24日生まれ/大阪府出身  所属:イトマン東進

4歳からスイミングスクールに通い始め、中学から本格的に背泳ぎに転向。中学3年時に100m、200m共に中学記録を樹立(当時)。その後、高校新記録、日本新記録を連発。高校時代の成績は常にトップクラスで、文武両道のスポーツ選手としても知られる。またペットボトルを額に乗せたまま背泳ぎができる程のバランスが取れたフォームは、世界でも注目の的である。2012年3月近畿大学法学部卒業。

(主な戦績)

・2008年北京オリンピック200m背泳ぎ5位

・2009年世界水泳選手権ローマ大会200m銀メダル

・2011年世界水泳選手権上海大会100m銅メダル

・同大会200m銀メダル

・2009年日本選手権200m背泳ぎで3連覇達成

・2010年アジア大会100m、200m金メダル

・100m、200m長水路の日本記録保持者

・2012年ロンドンオリンピック100m背泳ぎ銅メダル

・2012年ロンドンオリンピック200m背泳ぎ銀メダル

・2012年ロンドンオリンピック男子4×100mメドレーリレー銀メダル

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本稿は有料メルマガBOOKSTANDプレミアムにて配信中の萩原智子『魂のファイトめし』第1回のショートバージョンになります。

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