京大だから奇人変人が生まれる? プロ雀士、パズル博士、手品師、林業女子 (1/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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京大だから奇人変人が生まれる? プロ雀士、パズル博士、手品師、林業女子

松岡瑛理週刊朝日#京大
松嶋桃さん (提供)

松嶋桃さん (提供)

 卒業生8人がノーベル賞を受賞するなど、京大は個性あふれる人材が輩出することで知られる。「奇人」や「変人」と呼ばれることは、学内では勲章に値する。プロ雀士(じゃんし)、パズル博士、マジシャン、林業女子──。在学中に人とは違う道を見つけ、卒業後も活躍を続ける若手OB・OG4人を紹介する。

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 法学部出身の松嶋桃さん(36)は日本プロ麻雀(マージャン)協会に所属し、対局したり実況を務めたりする。攻撃的な麻雀スタイルで、肉好きでもあることから「京大式小型肉食獣」との愛称を持つ。

 中高一貫の南山(愛知)卒。両親も祖父母も麻雀好きで、小学生のころから休日になると弟を含む一家4人で雀卓を囲んだ。

 入学前の親睦会で「麻雀ができる」と自己紹介したところ先輩に声をかけられ、数時間後には雀卓を囲んだ。1年夏に麻雀サークルに入り、部室に通い詰める日々。授業はほぼ出なかった。

「サークルには留年を繰り返している先輩が多くいました。中には受講登録すらしない人も。頭はいいのに社会からはみ出している方々としゃべりながら卓を囲む時間は何より楽しく、その空間の魔力にはまっていきました。今思えば京大でしか過ごせない自由な時間を生きていたと思います」

 卒業後は同志社大法科大学院に進学した。ただ、毎日十数時間勉強する周囲を見て、「自分には無理」と弁護士は断念。修了後まもなく、「人生の楽しい時間をできるだけ多くしたい。1回やってみるなら今しかない」とプロ麻雀試験を受験し、首席で合格した。

「世の中では麻雀=ギャンブルという負のイメージが強い。京大という肩書も戦略的に使い、麻雀界のイメージを変えていきたいです」

 大学・大学院でパズルについて研究し、博士号まで取得したのは東田大志(ひろし)さん(36)だ。
松山市でビラまきをする東田大志さん (提供)

松山市でビラまきをする東田大志さん (提供)

 小学2年のとき、知的な遊びのパズルの楽しさを知った。中高一貫の甲陽学院(兵庫)に入ると自分で問題を作り始め、雑誌に投稿するようになった。

 大学では法学部に入ったが、3年時に総合人間学部に転部した。独特の研究ができる学部だ。


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