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 4月21日から映画「レッド・ロケット」が全国順次公開される。監督は「フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法」で、出演のウィレム・デフォーがアカデミー賞にノミネートされるなど、全世界の映画ファンから熱狂的支持を集めたショーン・ベイカー。本作もカンヌ国際映画祭に出品された。

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「ポルノ界のアカデミー賞を5回逃した」ポルノ俳優だったが、今は落ちぶれ無一文のマイキー(サイモン・レックス)が17年ぶりに故郷テキサスシティに帰ってきた。元ポルノ女優で今は別居中の妻レクシー(ブリー・エルロッド)とその母が住む家を訪ね、泊めてくれるよう懇願する。

 嫌がられながらも彼女たちの家に転がり込むことに成功したが、17年のブランクのせいで仕事はない。昔のツテでマリフアナを売りながら糊口を凌いでいたある日、ドーナツ店で働く17歳のストロベリー(スザンナ・サン)と出会い、彼女こそ再起の道しるべと確信したマイキーは猛アタックを開始。「LAでエンタメ業をしてた」と話し、ポルノ業界へ引き込もうとするが。

本作に対する映画評論家らの意見は?(★4つで満点)

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