岩合光昭
動物写真家・岩合光昭さんが見つけた“いい猫（こ）”を紹介する「今週の猫」。今回は、東京都昭島市の「愛車より愛猫」です。
＊ ＊ ＊
デ・トマソ・パンテーラに、ポルシェ914……。1970年代のスーパーカーが並ぶガレージは、ネコたちの遊び場と化していた。ボディーに飛び乗り、タイヤで爪とぎをしても、ゲームデザイナーのご主人は「気にならない」とほほ笑む。
24匹の保護ネコと暮らしており、「弱っている子を見ると連れ帰ってしまう」と話す夫人もにこやかだ。カメラの三脚に頭突きをしたり、車のサンルーフから落っこちたり。「天真爛漫で元気いっぱいに育つこの子たちが、かけがえのない宝物」と。
※週刊朝日 2023年2月24日号
著者プロフィールを見る
岩合光昭
岩合光昭（いわごう・みつあき）／1950年生まれ。動物写真家。1980年雑誌「アサヒグラフ」での連載「海からの手紙」で第5回木村伊兵衛写真賞を受賞。1982～84年アフリカ・タンザニアのセレンゲティ国立公園に滞在。このとき撮影した写真集『おきて』が全世界でベストセラーに。1986年ライオンの親子の写真が、米「ナショナルジオグラフィック」誌の表紙に。94年、スノーモンキーの写真で、日本人として唯一、2度目の表紙を飾る。2012年NHK BSプレミアムで「岩合光昭の世界ネコ歩き」のオンエア開始。著書に『日本のねこみち』『世界のねこみち』『岩合光昭写真集 猫にまた旅』『ふるさとのねこ』『ネコを撮る』『ネコへの恋文』など多数。初監督作品となる映画「ねことじいちゃん」のBlu-rayとDVDが発売中。
岩合光昭の記事一覧はこちら
岩合光昭
廣津留すみれ
しいたけ.
ラリー遠田
