(c)2021 OSLO PICTURES-MK PRODUCTIONS-FILM I VAST-SNOWGLOBE-B-Reel-ARTE FRANCE CINEMA
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 映画「わたしは最悪。」が全国で公開中だ。監督は北欧ノルウェーを代表する「テルマ」「母の残像」のヨアキム・トリアー。本作はカンヌ国際映画祭の女優賞を始め、数々の国際的な映画賞を受賞。アカデミー賞でも国際長編映画賞と脚本賞にノミネートされた。

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 芸術の都、ノルウェーのオスロ。学生時代は成績優秀でアート系の才能や文才もあるのに、「これしかない!」という決定的な道が見つからず、30歳になっても人生の脇役のような気分のユリヤ(レナーテ・レインスヴェ)。そんな彼女にグラフィックノベル作家として成功した年上の恋人アクセル(アンデルシュ・ダニエルセン・リー)は、「子供が欲しい」と、妻や母といったポジションをすすめ、プレッシャーをかけてくる。


 ある夜、招待されていないパーティーに紛れ込んだ彼女は、若くて魅力的なアイヴィン(ヘルベルト・ノルドルム)に出会う。新たな恋の勢いに乗って、ユリヤは今度こそ自分の人生の主役の座をつかもうとするのだが──。


本作に対する映画評論家らの意見は?(★4つで満点)

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