宇崎竜童は実は下戸 でも演技では「おいしそうに飲める」秘訣とは? (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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宇崎竜童は実は下戸 でも演技では「おいしそうに飲める」秘訣とは?

菊地陽子週刊朝日
宇崎竜童 (撮影/写真部・小黒冴夏)

宇崎竜童 (撮影/写真部・小黒冴夏)

宇崎竜童 (撮影/写真部・小黒冴夏)

宇崎竜童 (撮影/写真部・小黒冴夏)

 2500人を看取った町医者の著作を原作に、在宅医療をテーマに描いた映画で末期がん患者役。全共闘世代の男の死に様を粋に演じた宇崎竜童さん。学生運動が盛んだった自身の学生時代、映画での演技などについて語る。

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*  *  *
「どっちも全共闘なんだよね」

 昨年の秋と今年の冬、それぞれに社会に明確なメッセージを問いかける映画で、宇崎さんは、「もと全共闘の男のその後」を立て続けに演じた。

「学生時代は機動隊に向かって火炎瓶を投げつけた男が、社会に出てから、日本中を震撼させる劇場型犯罪の首謀者となった。そういう男を演じた『罪の声』に対して、『痛くない死に方』は、一旦真っ当な道から外れて刑務所に入って、でも出所してからは腕のいい大工として頑張って、奥さんに看取られて家で死ぬ。おんなじ世代の、元はおんなじコミューンにいた人間が歩む、まったく違う人生……。撮影スケジュールも続けざまで、演じ分けなきゃ……なんていうのは役者の言うことでね。俺なんか、演じ分けるもへちまもねぇんだよ。役作りなんかできないんだから(笑)」

「痛くない死に方」は、在宅医療のスペシャリストである長尾和宏さんの『痛い在宅医』『痛くない死に方』が原作。脚本・監督は宇崎さんの盟友の高橋伴明監督だ。

「僕が演じた本多っていう役は、高橋伴明が作ったキャラクター。自宅のベッドの上で、川柳を詠んだりする粋な男なんですが、脚本を読んだときは、『これは俺の知ってる高橋伴明そのものだ』と思いました」

 学生運動が盛んだった頃、高橋伴明監督は早稲田、宇崎さんは明治の学生だった。

「伴明さんは、実際にヘルメットかぶって、棒を持って機動隊と戦っていたらしいんだけど、僕の場合はノンポリなので、学生がレンガを機動隊に投げつけているのを尻目に、校門でちゃんと学生証を見せて、キャンパスの奥にあるクラブハウスで、みんなでジャズをやってた(笑)。僕はラッパを吹いていました」

 新宿のゴールデン街に、映画人やバンドマンがたむろしていた1970年代の後半、2人は顔見知りに。


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