神戸山口組が内紛で落日  コロナで幹部もしのぎで苦戦し、六代目山口組へ移籍も (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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神戸山口組が内紛で落日  コロナで幹部もしのぎで苦戦し、六代目山口組へ移籍も

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神戸山口組の井上組長(C)朝日新聞社

神戸山口組の井上組長(C)朝日新聞社

本誌が入手した「状」

本誌が入手した「状」

 
 2015年8月に六代目山口組を割って出た、指定暴力団神戸山口組が揺れている。
 
神戸山口組系の組が傘下から外れることを表明した御挨拶と題された「状」 

 神戸山口組の有力組織、山健組が神戸山口組のトップ、井上邦雄組長派と反井上派の2つに分裂。最高幹部の池田組(本部・岡山市)や黒誠会(本部・大阪市)、正木組(本部・福井県敦賀市)が離脱し、存亡の危機に立たされている。

 5年前に結成され、警察庁の「組織犯罪の情勢」では組員と準構成員で約6000人だった神戸山口組。だが、昨年のデータでは、3400人と半減に近い数になっていた。

「六代目山口組から出て、たった5年でボロボロになるとはね。今、神戸山口組全体で組員は1000人もいませんよ。親分の下に若い衆が2,3人って組もあります。電話番の組員すら確保できない組もある」

 こう言葉を絞り出すように話すのは、神戸山口組傘下の組に最近まで所属した、元組員。なぜ、このタイミングで「内紛」が表面化したのか?
元山口組顧問弁護士の山之内幸夫氏はこう分析する。

「まず、コロナで経済状況が極端に悪くなり神戸山口組の看板で暴力団として食っていけなくなったことでしょう。それが普通の組員だけではなく、幹部ですらも稼げなくなったのではないか。それに、昨年11月に神戸山口組の幹部、古川組の古川恵一組長が射殺されるなど、六代目山口組の攻勢がボディーブローで効いている。ヤクザは力がものをいう。六代目山口組に反撃できないこともあって、井上組長への求心力が急落していったのではないか」

 黒誠会や正木組は完全に暴力団から足を洗い、引退するという。池田組は、暴力団組織として活動は続けるという。池田組が神戸山口組傘下から外れることを表明した「御挨拶」と題された「状」を本誌は入手した。

<永年神戸山口組の一員として御厚情をたまわりました事を此処に深謝申し上げます。今後は池田組と致しまして任侠道に邁進>などと記されていた。

「池田組は、神戸山口組ではトップクラスの資金力を誇る。神戸山口組から抜けても大丈夫との判断したのでしょう。山健組や神戸山口組から分裂した、絆会の織田絆誠組長と連携していく方向のようだ。神戸山口組の幹部は井上組長に引退か総裁になって一線を引くように説得していると聞く。だが、井上組長は首を縦には振らないそうだ(捜査関係者)


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