「老いを認めない」は要注意 精神科医が説く「55歳からの過ごし方」 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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「老いを認めない」は要注意 精神科医が説く「55歳からの過ごし方」

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大崎百紀週刊朝日#シニア
※写真はイメージです (GettyImages)

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 55歳というのは微妙な年齢だ。企業の役員の席が狙えそうな人は別だが、大半の人は定年が視野に入る。とはいえ、その後をどう生きていくか決めている人は少ないのでは?

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 なぜ「55歳から」が大事なのか。精神科医の保坂隆さん(68)はこう指摘する。

「女性の更年期と同様に、男性にも退行期・衰退期のようなものがやってくる。40代ぐらいまでは気力も体力もあってバリバリ働けますが、55歳ぐらいで体力的な喪失体験をします。自分の今の体力で何ができるかを考えて生きるのが大事です」

 なかには、「俺はまだまだ若いやつには負けない」とスポーツクラブに通い始めるなどして年老いていくことを認めず、老いた自分の次のステージのことを考えずに生きる人もいる。それは要注意という。

「年老いていくことを否認するための行動だとしたら、それはそんなに長くは続きません。それは単なる『躁(そう)的防衛』の一つです」(保坂さん)

 躁的防衛とは、本来ならば喪失感を感じて鬱々(うつうつ)するようなときにそれを否認して、明るくふるまうことだ。

「55歳からの過ごし方が鍵になるんです。考え方・生き方を変えなければいけないターニングポイントなのです。その切り替えがうまくできる人は60歳以降も充実するでしょう」


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